相手が心に思い描いた数字(日付け)をカードを使って言い当てることができます。
相手に次の5枚のカードを見せ、思った数字(誕生日の日付けなどが良いでしょう)がどのカードにあるのかをもれなく言ってもらいます。それだけで、相手の思った数字を言い当てることができるのです。このカードには、16の数字が書かれています。
たとえば、あなたが『19』という数字を頭の中で思ったとします。この数字のあるカードは、A、B、Eの三枚のカードです。それを質問者に言います。すると、あなたの考えた数は『19』ですね、と即座に分かってしまう。とても不思議です。
種明かし
このカードを使って数字を言い当てる方法は、古典的なマジックなのだそうです。
演技者は、A=1、B=2、C=4、D=8、E=16、と覚えておくだけ。あとは、相手の言ったカードの合計を求めればよいのです。
例えば、『19』の場合、A、B、Eの三枚のカードにこの数字があります。
相手が考えた数字は、1 + 2 + 16 = 19 と直ぐに言い当てることができます。
A、B、C・・ではなく、色分けしたカードを使うことも可能です。
なぜこのようなことができるのか。管理人にはさっぱり分かりません。
本によると以下のように書かれています。
「まず、誕生日(月ではなく日付けだけ)を当てるカードの作り方を述べよう。 31は、2^3-1であるため、2進法で表せば、11111となる。このため、次のような表を作り、相手に任意の数を思わせて、どのカードにあるかを聞くと、相手が思った数を当てることが出来る。31は大の月の日数であるので、相手の誕生の日を言い当てることができるわけである。」(次のような表とは上で示したカード)
この説明だけではさっぱり分からん!
たぶん、下のように考えるのでしょうが、・・・・。各カードの数字はどのように振り分けるのでしょうか?
出典:
「数学 マジック事典」、上野富美男編、東京堂出版、1995、PP.53-54