Web閲覧で邪魔な固定ヘッダーを消す方法

web編

 最近のWebページでは、とても大きなヘッダが使われており、しかもそれが固定されている。このため、読みたい記事は、固定ヘッダの下のわずかな隙間でスクロールしながら見ることになります。読者のことを何も考えていないサイトです。

 こんなバカげたWebデザインをする人の顔が見てみたい。開発者は、大きなディスプレイを使っているのでしょうね。ノートパソコンの狭い画面で見ている人のことなど眼中にない。

 そこで、無意味な固定ヘッダの表示を消すことにします。また、サイトの中には、『固定フッタ』を設定している場合があり、邪魔で仕方がない。これも同じ操作で消せます。

邪魔な固定ヘッダーを非表示にする

 固定ヘッダーを非表示にするには、『Kill sticky headers』というブックマークレットを使います。

 Firefoxで説明します。

 まず、上のリンクからサイトを開くと、下の画面になります。

 「Kill Sticky」というアイコンを右クリック。開いたメニューの「このリンクをブックマーク」を選択します。

 「Kill Sticky」というブックマークができますので、これをクリックすると固定ヘッダを非表示にできます。

 このブックマークをブックマークリストのトップに持ってきた方が使いやすいと思います。

 メニューバーの [履歴] ⇒ [すべての履歴を表示] ⇒ [すべてのブックマーク] ⇒ [ブックマークメニュー] から、「Kill Sticky」を探しだし、リストの一番上にドロー&ドロップします。

 Google Chrome の場合は、次のようにします。

 [Ctrl] + [Shift] + [B]でブックマークタブを表示させ、そこに、上で出てきた「Kill Sticky」アイコンをドロップします。
 
 再度、 [ Ctrl] + [Shift] + [B]でブックマークタブを非表示にできます。

 このブックマークをクリックするだけで、画面全体の三分の一も占めていた無意味な固定ヘッダが消えて、記事が読みやすくなります。

 典型的なのが『MSNニュース』ではないでしょうか。ユーザビリティを軽視した会社のサイトはこんなことからも分かります。

  ニュースサイトを見ると、MSNニュースだけではなく、Googleニュースもほとんど同じ大きさの『固定ヘッダ』を使っています。これに対し、Yahooニュースのヘッダは固定されておらず、スクロールすれば、ヘッダは見えなくなります。Amazonのサイトも『固定ヘッダ』は採用していませんね。サイトのユーザビリティにうるさいGoogleがこの有様では、お笑いです。まずは自社のWebサイトの作り方を改善する方法を調べてみては?

 なお、消えた固定ヘッダを再表示させたい場合は、再読込します。