「びゃんびゃん麺」と聞くと、中国で最も難読な漢字と言われる下の漢字を思い出します。
この難読な漢字は、何と、この麺だけに使われている文字なのだそうです。
つい先日、NHKの『ニュース シブ5時』で「びゃんびゃん麺」の作り方をやっていました。
とても簡単に作れて、そして、美味しいらしい。
そこで、早速作ってみました。
レシピと作り方
レシピはNHKのHPより。
- 強力粉 300g
- 水 165ml
- 塩 0.6g
【トッピングの野菜(1人分)】
- もやし 60g
- にんじん 15g(細切り)
- 小松菜 1/2束
【薬味など】
- ねぎ お好み(白髪ねぎ)
- しょうが お好み(みじん切り)
- にんにく お好み(みじん切り)
- 白ごま お好み
- 花椒(ホワジャオ) お好み
- 粉とうがらし お好み
- ごま油 お好み
【たれ(1人分)】
- 黒酢 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- サラダ油 大さじ2
【作り方】
- 水に塩を溶かし、強力粉に加えてこねる。
- 1分程度こねて、全体が混ざったら、ボールにラップをして30分ほど生地を寝かせる。
- 30分後、軽くこねて10等分(30gずつ)にし、表面にサラダ油を塗り、さらに1時間寝かせる。
- 1時間後、麺棒などで5ミリの厚さに伸ばす。
- 長い辺に麺棒を平行にして生地の中央にくぼみをつける。
- 生地の両端を下から支えて持ち、台にたたきつけるように生地を伸ばす。
- ある程度伸びたら、中央のくぼみをつけた部分を裂く。
- 伸ばした麺は、沸騰した湯で3分間ゆでる。
- ゆであがったら、麺と麺がくっついてしまわないように水に軽くさらす。
- ゆでもやしを器に盛り、その上に麺を盛りつけ、ゆでた小松菜やにんじんなど好みの野菜を添える。
- しょうゆと黒酢を上からかける。
- お好みで、薬味をのせ、最後に熱したサラダ油をかけたら完成。
今回は、一人分の分量で作りました。
まず、水の量を正確に計量します。これに塩を入れるのですが、塩が溶けやすいように、少しだけぬるま湯にしました。
水の量はピッタリなので、足したりしてはいけません。粉が余るように感じても、捏ねているうちに全ての粉が生地の中に入ります。
3. の工程で、表面にサラダ油を塗りますが、これは、手に少量の油を垂らし、その手で生地のボールを包み込むようにします。
材料の中に “打ち粉” がありませんが、このレシピではこの油を塗る工程があるため、打ち粉が不要になっているのです。実は、これが重要! 打ち粉は絶対に使わないこと!
きしめんの3倍くらい幅のある麺です。ところどころ厚さが違うので、3分程度ゆでます。
ゆであがったら、麺をサッと水にくぐらせます。目的は、麺がくっつかないようにするためなので、水に長く浸けてはいけません。水に浸けると固くなってしまいます。
あり合わせの野菜でトッピング。ショウガの千切りは必須です。
最後に、熱々の油をトッピングの上からじゅわーっとかけて完成です。
食べてみると意外に美味しい!
早速食べてみます。
麺の食感がよく、市販のうどんより断然美味しい。唐辛子を入れたり、山椒の粉を入れたりして食べましたが、美味しくいただきました。熱した油をかけることで、野菜などの薬味が香ばしくなり、とても美味しい。
この麺なら、普通のうどんのように食べても美味しいと思います。
以前、手打ちうどんを作ったのですが、固くて美味しくなかったという経験があったので、今回も心配したのですが、美味しくできました。
手打ちうどんが固くなった原因は、「打ち粉」だと思います。今回は、生地を小分けにして、生地ボールの表面を油でコーティングしているため、延ばすときに打ち粉を使う必要がありません。乾いたまな板の上なら、生地がまな板にくっつくことはほとんどありません。
生地を麺棒で18cmから20cm位の長さに延ばし、その両端を持って、上下させながら、リズミカルにまな板に打ち付けることで、さらに伸びます。30cmくらいまで延ばしましょう。
この “リズミカルに打ち付ける” というのがポイントです。面白いようにどんどん延びます。打ち付けるとき、「びゃんびゃん」と言いながら作業をします。
管理人は、この工程で、指を何度もまな板に打ち付けてしまったので、内出血してしまいました。痛い麺となりました(笑)。