TANITAのタイマーの液晶がおかしくなったので直してみたら・・・直った?

生活編

 毎日欠かさず使っているTANITAのタイマー。台所で火を使うときには必ずセットします。何しろ、すぐに忘れてしまうので。

 その必需品のタイマーの液晶の表示がおかしくなり、使えなくなりました。

 液晶画面には一部の文字しか表示されず、これでは使えません。

 これは困ったことになった。このタイマーを買ったのは、6年以上前のこと。液晶部分が大きく見やすいので、お気に入りの商品です。普段は、冷蔵庫に磁石で張り付いているのですが、たまに床に落下。その回数、数え切れないほど。それでも今まで破損も故障もなく使えていました。とても丈夫なタイマーです。それが、ついに使えなくなった。

 そろそろ寿命かも。そんなに値段の高いものでもないし、買い換えようと、AMAZONで購入手続きをしていたのですが、考え直しました。「もしかしたら、修理できるかも」と。長年使ってきたものなので、愛着があります。

TANITAのタイマーを分解してみる

 以前、マウスの調子が悪くなったときに、分解掃除をしたのですが、その時に買った精密ドライバーを使います。

 マウス修理に関心のある方は、過去記事「NEC-PC付属のワイヤレスマウスを分解清掃で機能回復」をご覧ください。

 TANITAのタイマーを精密ドライバーを使って分解します。

 裏返して電池を外します。
 

 最初の部分だけで6個のネジが使われています。それを外して蓋を開けると、また、たくさんのネジが。本当にネジだらけです。ネジの締め付けとキツく、サイズの合ったドライバーでないとネジ山を壊してしまいそうです。台所用なので、湿気が入らないような構造になっているのかも知れません。

 蓋を外すと、またたくさんのネジが見えます。これも外します。写真で、水色のプラスチックで支えられているのが問題の液晶部分です。

 この青いプラスチックのネジを外すと液晶パネルが現れます。下の写真で、白い四角い板が液晶パネルです。

 綿棒にアルコールを少量つけて、基板をやさしく磨きます。液晶パネル自体には配線もなく、ただの板のように見えます。これもきれいに掃除します。

 そして、組み立て。

 電池を入れて、表示を見ると・・・・、変化なし。全然直っていない~っ。

 修理はできなかったようです。

あきらめていたタイマーが正常に表示されている

 修理は無理のようなので、購入することにしました。でも、送料を払いたくないので、送料無料となるまとめ買いする商品を思いつくまで購入は一時中止。

 タイマーは部屋の棚にそのまま置いておいたのですが、翌日見ると、液晶が正常に表示されている!

 うれしー!

 安いとはいえ、液晶の表示が悪くなっただけで廃棄するのは忍びなかったので、直ってよかったぁ、と思いました。

 なぜ、直ったのか不思議です。掃除したのが良かったのでしょうか? 管理人としては、掃除の効果については半信半疑という感じです。でも、時間をおけば自然に直るものでもないので、やはり、掃除したのが良かったのでしょうか??

 本当は、この記事は、こうやって掃除をしたら直ります、という内容にしたかったのですが、掃除した直後は変化がなかったので、記事を書くのを諦めていました。ところが、翌日、正常に戻ったので、半信半疑の状態をそのまま記載しました。

 今回の掃除で知ったことは、液晶パネルには配線がないこと。パネルが単独で入っています。パネルにたくさんの配線がくっついていると想像していたので、「こんな作りなんだぁ」と驚きました。

 ところで、TANITAって、正式名称は、株式会社タニタ。社員食堂で有名な「タニタ食堂」の親会社です。非上場の会社なので経営状況は分かりませんが、食堂部門は順調なのではないでしょうか。