超高速なファイル検索ソフト「Everything」の検索結果に動画や音楽ファイルの再生時間を表示させる方法

ソフトウェア編

 最近、動画を作っているとき音楽ファイルを使う機会が増えました。音楽ファイルは、mp3形式やm4a形式のものが一般的かと思います。

 この音楽ファイルは、様々なフォルダーに保存してあるため、探すのが一苦労。音源の利用規程などとセットで入手先毎に保存しているため、「ミュージック」フォルダーにまとめることもできません。

 そこで困るのが、音楽の再生時間(長さ)を知る方法がないこと。エクスプローラーを使えば音楽や動画の長さを表示できますが、管理人はエクスプローラーが嫌いなので、できれば使いたくない。通常、ファイルの検索は「Everything」を使っているので、Everythingで検索して、その検索結果の画面上に再生時間を表示できれば良いことになります。

 2024年6月19日時点のEverythingの最新バージョンは「バージョン 1.4.1.1024」です。アップデートを確認しても「最新バージョンです」と表示されます。

 なぜ、こんなことを書くのかというと、今日のテーマが、これより上の「Everything 1.5a」だからです。

 Everthingの最新バージョン1.4.1でもファイルの長さを表示する機能はありません。しかし、Everything 1.5 Alpha(Everything Ver.1.5.0.1383a)を使うと表示できるようになります。そうなのです。最新バージョンより上のバージョンが存在するのです。

 下の画像の「Length」の部分が、mp3形式の音楽データの長さ(再生時間)を表示しています。動画に使う音源を探すとき、音源の再生時間が重要になります。Everythingで不満だった部分が解消されたバージョンという感じです。

 Everything 1.5 Alphaとは何? ベータ版ですらないアルファ版のようです。

 現行のVer.1.4.1とは競合しないそうなので、入れておいても良いかも。5MB程度の小さなプログラムです。

 問題は、日本語化できないこと。最新の言語ファイル「Everything.lng」を入れたり色々試したのですが、日本語化できませんでした。実際には英語版でも何も困らないのですが。

 現時点で、Everything 1.5 Alphaについての日本語の情報はネット上にほぼ皆無です。

 このバージョンはいくつか改善点があるようですが、Everythingの新機能には興味がないので、調べる気力も湧きません。欲しかった音楽ファイルの長さを表示できる機能が追加されたバージョンが存在する、ということだけで十分です。そもそも、Everythingはアップデートで何かが大きく変わるというソフトではありません。昔から、ほとんど何も変わっていないと思います。

 普段は1.4、ファイルの再生時間を知りたいときだけ1.5aという使い分けが良いかも。アルファ版の不具合におつきあいするほど暇な人はいないでしょうから。

設定方法

 簡単なので、文字だけで設定方法を説明します。

1. メニューバー下の[Name]、[Path]、[Size]などの項目欄上で右クリック。

2.  表示されたプルダウンメニューの中から[Organize Columns]をクリック。

3. [Organize Columns]ウインドウが開くので、[Add]をクリック。

4. [Select Property]ウインドウが開くので、[Search]欄に「Length」と入力。表示されたリストの中から「Length」を選択し、[OK]。

 以上です。