文献検索をしていると、電子書籍のプレビューなどが検索結果にヒットすることがあります。そして、そこには、ピンポイントで知りたい内容が書かれてあることもしばしば。
ところが、電子書籍のプレビューは、固定のヘッダ、固定枠がとても大きなスペースを占めているため、実際にプレビューに使えるスペースはとても狭く使いにくい。このプレビューを読んでいるととても疲れます。多くの方が不便に感じていることではないでしょうか。
そこで、今日は、この固定枠を消して、プレビューのスペースを広げる方法を、簡潔にご紹介します。
(なお、一昨日の記事で紹介した『Web閲覧で邪魔な固定ヘッダーを消す方法』では、「電子書籍」の固定枠は消せません。ヘッダではないので。だからこの記事を書いています。)
今回の方法を使うと、下のような感じになります。
固定枠を消すと、プレビュースペースが劇的に広がり、閲覧が容易になります。
上の画面で、検索バーが表示されていますが、これは、[×]ボタンで消えるので、閲覧スペースはさらに広がります。
以下、Firefox、Google Chrome 共通の方法を書きます。
webサイトの邪魔な固定枠を削除する方法
- [F12]をクリックします。
- 画面下半分に「要素の調査」ウインドウが開くので、その左上端の四角いアイコンをクリックします(マウスをあてると、「ページから要素を選択します」とメッセージが出る)。
- 画面上半分に表示されている「消したい部分」をクリックします。
- キーボードの[Delete]キーをクリックします。すると、上でクリックした部分(要素)が消えます。
- ヘッダは複数の要素で構成されているので、上の操作(2~4)を繰り返して、全ての要素を消します。すると、スペースも消えます。
- 同様に、不要な部分を消していくと、プレビュー部分を大きく表示できるようになります。作業が完了したら、「要素の調査」ウインドウの右上の[×]ボタンをクリックして閉じます。
この方法は、電子書籍のプレビュー画面の拡大だけでなく、様々な機会に活用できるのではないでしょうか。
サイトによっては、複雑な多くの要素で構成されていることがあります。しかし、上で示した簡単な操作の繰り返しで、きれいに消すことができます。
なお、元の表示状態に戻すには、リロードします。
フレームが崩れて記事が読めないサイトの記事を読む
記事の更新がストップしているサイトでたまに見かけるのが、フレームが崩れて表示されるため、記事が読めなくなっているケース。
たとえば、下のサイトでは、別フレームが記事に重なって表示されているため、記事自体を読むことができなくなっています。別フレームは消すことができない。
池田長発を調べていて、たまたまたどり着いたサイトがこの状態ではガッカリします。そんなときに限って、この記事をどうしても読みたい、ということも。このような場合も、今回の方法で、重なっているフレームを削除することで、下に隠れていた記事を読むことができます。
無駄に広い固定枠を使っているサイトを閲覧するとき、画面の小さなモニターを使っている我々一般人にとって、役立つ情報だと思います。
無駄に長い記事を掲載しているサイトが多いので、今回の記事は超簡潔に書きました。
YouTube全画面表示の時の動画タイトルも消せる
YouTubeで、Photoshopのチュートリアルを閲覧している時、よく見えないので全画面表示にするのですが、邪魔になるのが動画タイトル。これは、カーソルを画面の縁に移動すれば消えるのですが、問題は一時停止したとき。
一時停止して、操作手順を確認したいとき、ちょうど動画タイトルが表示されている位置にメニューバーがあり、見えない。
これはとても困ります。
実は、この動画タイトルも上で紹介したやり方で消すことができます。画面をキャプチャするときなどとても便利です。