以前、過去記事「冷めても美味しい? カボチャのマリネの作り方」で、来日したスーパー主婦のすご技!を紹介したのですが、今日はその第2段。番組で紹介していたスーパー主婦による染み抜きの方法です。
うちの奥さんから、「パートの作業着に付いたシミを取って欲しい」と頼まれました。
白い半袖のシャツで、パートをやめるので会社に返却するのですが、シミがたくさん付いていてみっともない。そこで染み抜きを依頼されという分けです。
白い布地は清潔感があるのですが、食べこぼしなどのシミが付いているととても目立ちます。
2016年5月24日放送のNHK BSプレミアム『スーパー主婦 ザ・ワールド』の中で、旅館の座布団に付いた染み抜きをやっていたので、今回はその方法を使いました。
スーパー主婦が教える染み抜きの方法
番組の中では、旅館の座布団に付いたシミをキレイに取り除いていました。その方法は以下のものです。
用意するのは、① 炭酸水(砂糖が入っていないもの)、② 重曹、③ 台所用中性洗剤の三つです。油分を含んだシミには③を使いますが、油分を含まないシミの場合には①と②だけでOKです。
1.炭酸水のボトルを軽く振ってフタを開ける。炭酸水なのでボトルの口から少し吹き出ます。
2.炭酸水をシミの上に乗せ、1分程度放置する。⇒ 炭酸水の発砲を利用し汚れを浮かせる。
3.次に、重曹をシミの上にのせる。2、3分放置。無数の泡が発生します。
4.(油汚れの場合は)台所用中性洗剤をシミの上に乗せる
5.乗せた材料をスプーンの底などで軽く混ぜ合わせ、発泡を促す。
6.5分程度放置した後、キレイなタオルで、上から叩くようにしてシミの上の液体をタオルに吸い取る。この時、けっした擦ってはいけない。軽く何度も叩くのが基本。
7.後は水ですすいで乾かす。
広範囲の染み抜きには、ソーダ水、重曹、台所用中性洗剤を容器に入れて、小さな泡立て器で泡立て、その泡をタオルですくってシミの上に乗せ、歯ブラシで軽く擦る。この方法はソファなど洗濯できないものにも使える方法なのだそうです。
これでキレイにシミが取れました。嘘のようにキレイになりました。
白い服を着ていると、知らず知らずのうちにシミが付いていることがあり、それを見つけるとがっかりします。注意していたはずなのにどこで付いたのだろう?
でも、染み抜きの方法を知っておけば白い服を着ている時でもシミを気にしなくて済みます。
原理は、炭酸水と重曹を混ぜることで小さな無数の気泡が発生し、シミを浮かせる。それをタオルに移し取るということです。タオルに移し取るので、タオルはほんの少し湿った状態のものの方が効果的です。乾いたタオルは水をはじくので。
この方法はとても有効だと実感しました。是非お試しを! あきらめていた服が蘇ります。
パーカーに付いたシミを抜く
息子のパーカーについたシミも抜いてみました。シミが付いたために着なくなってしまったパーカー。安物ではないのでなかなか廃棄できない。
そんなシミについてもやってみました。
一度染み抜きをしたのですが、まだうっすらと残っている。そこでもう一度やりました。すると、シミは完全になくなり、どこにシミがあったのか全く分からない。息子はとても驚いたようで、どうやってシミを抜いたのかと聞いてきました。
追記です。
息子のワイシャツの襟の汚れが洗濯では取れないので、きれいにして欲しいとの奥様からの要望。
早速、染み抜きをしてみました。
結果は、とてもきれいに油汚れが取れて、奥様は大満足でした。やはり、この方法はスゴいと実感しました。
万能洗剤の作り方
番組の別バージョンをNHKでやっていたのでそれも見ました。番組に出演していたドイツのスーパー主婦イヴォンヌさんという方は、ドイツでとても有名なスゴい人らしく、勉強して理論に基づく掃除を行っているそうです。彼女の家の中はいつもピカピカ。
イヴォンヌさんが紹介していた『万能洗剤』の作り方をここで紹介します。
【万能洗剤の作り方】
- ◆材 料◆
- 炭酸ナトリウム(重曹) 30g
- 水 250ml
- 酢 大さじ 8
- 台所用中性洗剤 50g
- 薄め用の水 1.75リットル
- ◆作り方◆
- 水250mlに炭酸ナトリウム30gを入れて沸騰させる。
- 冷めたら酢と台所用中性洗剤を入れる。
- 最後に、1.75mlの水を加えて薄めて完成。
100均で買ったスプレーボトルに必要なだけ移し替えて使います。