今回の新型コロナウイルス騒動によるマスクの品薄、さらにはトイレットペーパーまで品薄となる異常な事態。
こんな時に役立つのが正しい情報を発信しているネットのサイトです。
でも、それってどこにあるの?
Google検索で上位にヒットするのは、不安を煽るサイトばかりです。Google検索の問題点が露呈しています。
Google検索で探しても、「正しい情報を発信しているサイト」にたどり着くのは難しい。
今回の騒動の原因の一つは、Google検索にあるように思います。YahooもGoogle検索エンジンを使っているので、日本におけるシェアは、この二つの検索サイトでほぼ占められています。
皆が注目する記事がフェイクニュースでも、Google検索ではそれを上位に表示して、ニセの情報の拡散に一役買っています。
さらに、追い打ちをかけるのがニュースのまとめサイトです。煽りサイトの記事をたくさん掲載するから、余計にデマが拡散します。一つ一つのニュースの中身は、ほとんどスカスカで、中身がないのですが、記事のタイトルが閲覧者の不安を煽るように設定されています。
どんな記事を書いても、どんなタイトルを付けても、それはサイトの運営方針なのでしょう。それをいちいち批判しても始まらない。
問題は、そのようなサイトの記事が検索エンジンの上位に表示されることです。不安を煽る釣りタイトルを付けて注目を集め、アクセス数を稼ごうとするニュースサイトが多すぎます。
でも、それもサイト運営者の勝手です。誰もそれを止めることはできない。
しかし、それを止めることができるのがGoogleです。Googleが罰則規定を変更すれば、そのようなサイトは霧散します。Googleから問題サイトとしてペナルティを課せられるとしたら、もはやサイトを運営するのが難しくなります。
現在問題となっているのは、各サイトが発する記事で不安を煽るようなタイトルが付けられていることです。それなのに、記事の中身は関係のないことの羅列という状況です。タイトルだけ読んで不安に感じる人も多いと思います。
“デマに瞞されないために正しい情報を”、と言われてもそれはどこにあるの?
現状の問題は、煽り記事が蔓延しているため、政府の発表に不信感を持っている人が増えていることです。
マスクの品薄が解消されていないのがその好例でしょう。
正しい情報とは、やはりNHKが発信する情報しかないように思います。民放は、不安を煽るような内容しか放映していません。政府批判という民放の立ち位置に従った放送内容なのでしょうが、今回のような緊迫した状況では迷惑です。有事の際の役立たず、という烙印を押されてしまう民放です。
NHKが正しい情報を発信しているかという内容の話はひとまず置いといて、少なくとも、”法律に基づき” 毎月受信料を支払っている視聴者としては、NHKに対し正しい情報の発信を要求する権利があります。民放のおちゃらけ番組とは違います。
実際、NHKは、「NHK 新型コロナウイルス 特設サイト」を設置しています。
そこに書かれている内容は、Google検索の上位にヒットする、何の役にも立たないサイトよりもはるかに秀逸な内容です。まさに、知りたかった情報が書かれています。担当者はかなりの問題意識の元にサイトを作られていると感じます。民放などのおちゃらけサイトとは全く違います。それは読めば直ぐに分かると思います。Google検索で上位にヒットする “いかさまサイト” の記事とは全く違います。
冒頭、Google検索の問題を指摘した理由は、NHKのこのサイトがGoogle検索の上位に表示されないためです。本来であれば、検索のトップに表示されなければならない。役に立つサイトが上位に表示されず、偽情報、煽りタイトル記事のサイトが上位に表示される。これが問題だと管理人は感じています。
NHKの「新型コロナウイルス 特設サイト」がいつ設置されたのか確認できなかったのですが、・・・、それっていつ?
民放が同じようなサイトを設置しても何の価値もありません。さんざん不安を煽るような情報を流し続けているのですから、信頼性に乏しい。そもそも、スポンサーのことしか考えていないのですから、正しい情報を発信できるわけがない。
NHKの「新型コロナウイルス 特設サイト」は、日本人向けです。一応英語もありますが、限定的です。日本には英語を話さない外国人もたくさんいます。彼らはどうすればよいのか。まあ、それはそれぞれ考えるでしょう。
(この記述の意味は、”外国で生活するのならその国の言語を理解するのが当たり前”、という海外経験の長い管理人の意見です。どこの国でも、当たり前のことです。NHKの発信する情報には受診料払えよ!)
なぜ、日本の感染者数が少ないのか? 検査できないから?
今回の感染症蔓延を中国と同じレベルで考えてはいけないように思います。
中国の情報隠蔽をそのまま日本にあてはめ、政府の情報隠蔽などの陰謀論を発信している人がいますが、根本的に誤っています。
今回の問題が収束後に情報の隠蔽がもし発覚したとしたら、中国では何も変わりませんが、日本では大変な問題に発展します。何しろ、人命に関わることだからです。日本の役人はそんな危ない橋は渡りません。中国とは違います。
日本の感染者数は、クルーズ船を除くとそれほど劇的に増加しているとは言えません。その理由は、そもそも感染しているかどうかの検査さえ受けることができないから、とも考えられます。感染した人の濃厚接触者に対する検査が優先されるため、通常の人の検査はできないのが現状のようです。
でも、この現象はとても奇妙です。お隣の国では数万人の検査をしているのに、日本では検査さえできない。
このテーマについて、医療体制の崩壊などと、とぼけたことを書いている人たちがいます。
管理人の近くの病院の前には、調剤薬局が五軒も軒を連ねて並んでいます。そのどこにもマスクは売っていない(笑)。本当に役立たず。
調剤薬局が五軒も軒を連ねて並んでいても経営が成り立つのが今の日本の医療制度です。おかしいでしょう? 結局、彼らの収益は、我々一般利用者が負担しているのです。
マスクも調達できない調剤薬局などいらない。夜に開いていない調剤薬局などいらない。
ウイルス検査をしたくとも断られる保健所など、その存在意義が問われます。
日本の医療制度は、「検疫」ではなく「権益」にまみれているように感じます。