世界遺産の古都ボリビアのスクレ市の郊外にプレ・インカ時代の『インカ・マチャイ(Inka Machay)』という遺跡があります。きれいな彩色画の岩絵があることで有名です。さらのその上に登っていくと『プーマ・マチャイ(Puma Machay)』という遺跡があり、きれいな岩絵が残されています。
座標は下のとおりです。座標をコピーしてGoogle Earthに貼り付けてご覧下さい。
Inka Machay 18°57′21.30″ S 65°25′31.10″W
Puma Machay 18°57′21.90″ S 65°25′26.60″W
インカ・マチャイに初めて登ったときのこと。標高が3400m位あるので、休み休み登り、やっと目的地に到着。結構疲れます。
そこで自分が登ってきた道を撮影しました。その時は気がつかなかったのですが、その中の一枚の写真に不思議なものが写っていました。
分かり難いので少しアップします。
さらにアップします。何が不思議かもう分かりましたよね。
この岩はとても大きなものです。頭の上の部分に石段があるので、その大きさが分かると思います。たぶん30m近くの長さがあると思います。登山道はこの直ぐ脇にあるのですが、まったく気づかずに通り過ぎました。
この岩が、自然にできたものだと思いますか?
こんなに標高の高い所にはワニはいません。
頭の部分は完全に空中にあります。完全な形の口も目もあります。
管理人の推理
この岩は自然にできたものだと思います。どうみても人の手が入っているように思いますが。
その根拠は、『インカ・マチャイ(Inka Machay)』と『プーマ・マチャイ(Puma Machay)』の岩絵です。この二つの遺跡に残された岩絵はとても原始的なもので、洞窟や岩の壁面に描かれたものです。岩を高度に加工した痕跡はまったく見られません。
写真のような巨石の彫像を人が加工して作るには、もっと高度な写実的な能力が必要だと思います。残念ながら、残された岩絵からはその痕跡を見つけることはできません。
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