パワーポイントの配布資料を大きく印刷する方法

Office製品

 パワーポイントの配布資料を印刷しようとすると、肝心のスライドの部分が小さく、無駄な余白が大きく、非常に見苦しいものになります。

 また、ページ番号が右下になっています。

 そこで、配布資料のスライドのサイズを大きくし、ページ番号を下中央に表示する方法をご紹介します。1ページに印刷するスライドが2枚の場合で説明します。

配布資料のページ番号を中央下にする方法

1.ツールバーの「表示」⇒「配布資料マスタ」

 表示されたページの最下部右隅の点線のボックス(ページ番号が入る)を中央下にドラッグして移動する。

2.ボックスが選択された状態で、ツールバー「ホーム」でセンタリングする。マスタ表示を閉じる。(この段階ではページ番号は表示されていないが、ボックスの中央にページが表示されることになる)

配布資料のスライドのサイズを大きくする方法

1.左上の「オフィスアイコン」⇒「印刷」⇒「印刷プレビュー」⇒印刷の「オプション」⇒「用紙に合わせて拡大/縮小」にチェックを入れる。

2.ツールバーの「表示」⇒「配布資料マスタ」⇒「1ページあたりのスライド数」で「2枚」を選定

3.その左横にある「ページ設定」⇒「スライドのサイズ指定」で、「画面に合わせる(16:10)」または「A4」を選ぶ。これより大きくしたい時は、「ユーザー設定」を選び、A4で表示されている用紙のサイズよりも適宜大きくする。

注:ユーザー設定をすると、スライド自体の大きさが変更されるため、スライドの中のテキストボックスのサイズの関係で、文字移動が生ずる場合があるので確認すること。また、アニメーション表示が崩れたりすることもあるので、配付資料印刷後は、保存しないで終了することをお勧めします。

 下の画像が、設定後のプレビューです。最初のデフォルト設定より、だいぶ見やすくなりました。また、ページ番号の下中央に来ています。

 PowerPointでは残念ながら配布資料の余白の調整ができません。どうしても余白が気になる場合は、PowerPointと印刷設定の両方を使えば、何とかできます。

① PowerPointで、印刷対象を配布資料ではなくスライド単位で設定。

② プリンタで、1枚の用紙に複数ページ印刷を設定。プリンタにより設定の仕方が異なります。

追記 2011年2月19日

 プロジェクタを用いたプレゼンテーションの配布資料としては上の方法でよいと思いますが、プロジェクタを用いずに説明資料として使うには、やはり余白が大きすぎます。余白を小さくしてスライドを大きく印刷できると便利です。その方法も書きましたのでよろしかったらご覧下さい。

  『パワーポイントを説明資料用にきれいに印刷する方法