WORDなどで丸数字を80まで表示する方法

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 場所の説明などを行う時、丸数字が便利です。

 通常、デフォルトでは丸数字は最大いくらまで表示可能でしょうか。

 私のパソコンでは、50まで可能です。しかし、「環境依存文字」との警告が出るので、他のパソコンでは表示できないのだと思います。

 他の人に配布するのであれば、このような環境依存文字は使わないか、あるいは変換して図として貼り付けます。方法は、WORDでは、その文字を切り取り⇒[貼り付け]⇒[形式を選択して貼り付け]⇒[図(2種類ありますが、どちらでもOK)]。

 ところで、特殊なフォントを使えば、80まで表示させることができます。

 下の画像は、WORDで丸数字を80まで表示させたものです。PDFにしてから画像として出力しています。Font名は下に書いてあるとおりです。リバースも使えるので、用途が広がります。

 なお、このフォントは、63と68が表示できません。
 

ワードで丸数字や囲み文字を入力する方法

 ところで、WORDには、丸数字を入力する機能が元々あります。これを使えば簡単に丸数字だけでなく、四角、三角、菱形に囲まれた数字や文字(全角で1文字、半角で2文字)を入力できます。フォントも変更できるのでとても便利です。99まで丸数字を作ることができます。

 丸文字にしたい部分を選択し、[ホーム]タブ ⇒ [フォント]グループの「丸で囲まれた字」のアイコンをクリック、囲みの形状を選択するだけです。

 なぁんだ、この機能があれば、上でご紹介したフォントは不要じゃないか、と思われたかも知れません。しかし、このWORDの丸文字機能は、フォントの大きさを変更すると○の位置がずれるという問題があります。フォントの大きさを変更することはよくあることなので、かなり不都合が生じます。丸数字を一つ一つ再設定する必要があります。その点、上でご紹介したフォントは、フォントなので当然、ずれるようなことはありません。その代わり、これ自体がフォントなので、他のフォントは使えません。用途により使い分けるのが良いでしょう。

 ところで、上でご紹介した2つの方法を組み合わせると下の画像のような変わったことができます。2つの丸数字をさらに丸で囲むという方法です。人を驚かすのには良いかも。これをやるには普通は「図形」を用いると思いますが、フォントだけでできるところが不思議に見えると思います。

 いつも使っているWORDだからできるように思いますが、上の2つの方法を組み合わせないと決してできません。ちょっとしたWORDマジックのネタに使えるかも。