2018年10月22日に『Windows7が極端に遅くなるトラブル:クリーンインストールしWindows10にアップグレード』という記事をアップしました。
この記事では、極端に遅くなったWindows7をクリーンインストールし、その後でWindows10にアップグレードする方法を紹介しました。
今回、その第二弾。我が家にはWindows7のモバイルパソコンがあるので、これもWindows10にアップグレードすることにしました。
このモバイルパソコンは8年くらい前に買ったもので、普段はほとんど使わないのですが、いざ使おうと思うと動きが遅くてとても使いにくい。本来、旅行に行くときに持っていくつもりだったのですが、とても遅くて使えない。そこでWindows10にアップグレードすることにしました。
Windows10にアップグレードする場合、ハードディスクの空き容量が少ないとインストールできないので、低スペックの古いパソコンの場合はやめた方が賢明でしょう。
前回のケースではクリーンインストールしないとWindowsがまともに動かなかったのでとても時間がかかりました。今回はアップグレードだけなのでかなり楽です。といっても6時間以上かかります。
空き容量の確認
数時間もかけてプログラムをダウンロードしたのにハードディスクの空き容量が足りなくてアップグレードプログラムをインストールできないというトラブルを回避するために、事前に空き容量を確認しておいた方が良いでしょう。
マイクロソフト社のHP『Windows 10 コンピュータの仕様とシステム要件を見つける方法』には、
「お使いの PC またはタブレットを Windows 10 にアップグレードするには、以下の最小ハードウェア要件を満たす必要があります。デバイスがアップグレード可能かどうかについては、その他の要因も影響しますので、以降の説明をよくお読みください。」
メモリ: 32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB
ハード ディスクの空き領域: 32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB
グラフィックス カード: DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
ディスプレイ: 800×600
と書かれています。では、20GBの空き容量があれば良いかというと違います。空き容量をWindows10が使ってしまうため、パソコンはまともに動かなくなります。
空き容量が少ないパソコンは、空き容量を増やすためにインストールされているプログラムを削除したり、不要なファイルを削除するという準備が必要です。
さらに、空き容量だけではなく、メモリやディスプレイも制限されます。よく確認してから作業を始めた方が良いでしょう。
低スペックの古いパソコンにWindows10を入れようとするのは無謀なので、最初からあきらめた方が良いと思います。
今回のパソコンのOSは「Windows7 Home Premium、 64ビット」となっており、SP1、SP2に更新しなかったようです。なにしろ使っていなかったので、今回の作業で初めて知りました。更新しようとしてもエラーが出て更新に失敗するので、このままWindows10にアップグレードします。たぶん、SP1 に更新しなかったのもこのエラーが原因だと思います。結論を先に書くと、何の問題もなくアップグレードに成功しました。
アップグレードプログラムのダウンロード
最初にマイクロソフト社のホームページより「アップグレードプログラム」をダウンロードします。
下の画像をクリックしてマイクロソフト社のホームページに行き、開いたページの「今すくアップデート」をクリックしてプログラムをダウンロードします。
「Windows10Upgrade9252.exe」という実行ファイルがダウンロードされます。
これをダブルクリックしてアップグレードを開始します。
特に難しいことはなく、画面の指示通りにすればアップグレードが完了します。管理人の場合、すべての作業が完了するまで6時間以上かかりました。気長に作業をする必要があります。
表示される画面を以下掲載しますが、説明が必要なものは特に見当たらないので、説明は割愛します。
下の画面になってからが長い!
[情報の更新]ボタンを押して次に進みます。
[インストール]ボタンをクリック。なんだ、まだインストールが始まっていなかったのか? ここまで何時間かかっているんだ?
更新プログラムのインストールに延々数時間。やっと終わりました。
無事にWindows10になりました。
でも、期待していたほど速くない。古いパソコンなのでこんなものでしょうね。