パソコンは使っているうちに起動が重くなったり、Cドライブの容量が少なくなったり、スパイウエアが入り込んだり、などの様々な不具合が発生します。今日はこれらの問題を検索、抽出して、一気に解決できるフリーソフトをご紹介します。
「Glary Utilities」というフリーソフトで日本語にも対応していてとても使いやすい。
PCの起動を遅くしているスタートアップの管理、レジストリや不要な一時ファイルの削除、スパイウエアの除去、など簡単な操作で一気に処理してくれる頼もしいソフトです。
インストールも特に問題となるようなことはないので、説明は省略します。
もし、中国系IMEである「baidu」のインストールを確認する項目があった場合は、チェックを外してインストールしましょう。最新のバージョンは「Glary Utilities 5, ver.5.18.0.31」です。
とても多くの機能が搭載されていて、かつ、使いやすい。
ファイルの重複をチェックする機能まであり、高速で検索し、同一スタンプのファイルをオリジナルとコピーに判別してくれます。この機能は他の類似ソフトでは見たことがなかったので驚きです。処理速度がとにかく速い。
操作はとても簡単。「1-クリック メンテナンス」タブを開き、必要な項目にチェックを入れ、「問題点をスキャン」ボタンを押すだけです。
下の画面がスキャン終了後です。赤枠の「問題点を修復」ボタンをクリックします。最初にこの操作をしたときには、2GBも抽出されました。Firefoxが一時ファイルをたくさんため込んでいるようです。
「高度なツール」タブを開くと、たくさんのツールが用意されています。
本当に、PCのメンテナンスはこのソフトで十分という感じです。
スタートアップの管理は、[高度なツール]タブ ⇒ [最適化&性能向上] ⇒ [スタートアップの管理]で行います。起動に要する時間とそれぞれのプログラムが開く時間が表示され、また、プログラム毎に「○○%のユーザーがこのスタートアッププログラムの無効化または起動の遅延を薦めています」というコメントも付いているので参考になります。でも、「どういう根拠で薦めるのか」は書かれていないし、どのような動作をするプログラムなのかも分からないので、実は、このコメントはあまり参考になりません。自分で地道に調べる方が良いでしょう。
これまで、スタートアップの管理は「スタートアップチェッカー」を使っていたのですが、スタートアップを無効にしても復活してしまうスタートアップもあり、少し不満でした。ただ、このソフトは、スタートアップに登録されているプログラムが何のプログラムなのかを直ぐに検索できる機能が付いているので、停止や削除して良いかを判断するのに役立ちます。
レジストリの掃除や一時ファイルの削除は「CCleaner」というフリーソフトを使っていたのですが、「Glary Utilities」の方が検出率が高いようです。世界中で使われている「CCleaner」は成熟したソフトなので信頼できますが、機能が限定されています。
とりあえずは、「Glary Utilities」をインストールしておけば他のソフトは使わなくても良さそうです。
この手のフリーソフトは、余計に梱包された抱き合わせソフトやウイルスのインストールを避けるために必ず製作者のホームページやVectorからダウンロードしましょう。上のリンクを辿れば問題ありません。