CPU使用率100%状態が長く続くようになった:解決策

PC不具合対策

 パソコンの動きがどうも重い。起動が遅くなったほかに、ネット接続中だけでなく、普段操作していても一時的に固まってしまう場合があります。OSはVISTAです。

 タスクマネージャで確認すると、CPU使用率が100%になっている時間が長い。これじゃ固まってしまうはずです。ところが、何が原因なのか特定できない。タスクマネージャで確認しても、CPUを高率で使っているプロセスは見あたらない。もちろん、「すべてのユーザーのプロセスを表示」してみても結果は同じです。

 そもそも、CPU使用率の合計を計算すると40%程度なのに、実際には100%使われています。裏で動いているプロセスに問題があるらしい。

 一般にこのような症状が出た時にCPU占有率を高めるのが『svchost.exe』というプログラム。通常、12個くらい起動しています(PCの設定の仕方で起動数は変化する)。このプログラムを偽装したウイルスが昔ありましたが、今のウイルス対策ソフトは対応済みなので、もうお目にかかることはない、と思います。

 今回の不具合は、

「TrustedInstaller.exe」

というWindowsのプログラムと推定(このプログラムを特定するまでには、涙ぐましい努力があったのですが、省略します)。どうもこれが原因らしい。このプログラムの存在は、タスクマネージャの「サービス」で確認できるのですが、Windowsのファイアウォールを無効に設定すると表示されなくなります。

 Windowsの説明には、「Windows の更新プログラムおよびオプション コンポーネントのインストール、変更、および削除を可能にします。このサービスを無効にしていると、このコンピュータに対する Windows Update のインストールまたはアンインストールが失敗する場合があります。」とあるので、停止しない方が良さそうですが、・・・。

解決策

 このプログラムが動いている時(通常は停止状態)に、『スタートアップチェッカー』というフリーソフトで、「プロセス」の画面からこのソフトを選択し、「優先度」を「通常以下」に設定します。(このソフトは、スタートアップに登録されている様々なソフトを確認して、削除や停止ができるのでとても重宝しています。)

 これでも解決しない時は、上記の不具合が発生することを承知の上で、このプログラムを一時的に停止するのも一つの手です。

 また、[スタート]⇒[管理ツール]⇒[サービス] で、手動スタートに設定してもよいかも知れません(外国サイトの対策にありました)。

 上述の「通常以下」の設定で、私の場合には快適に動くようになりました。
 今まであんなに固まっていた画面が、嘘のようです。CPU占有率も100%になることはほとんどなくなりました。
 しかし、CPUを長時間占有し何をしているのか怪しいプログラムです。

 何をしているのかは、こちらのサイトでいろいろ調べられています。

 Windowsのアップデート関係で、いつもトラブルが発生します。さんざんウイルス被害の危険性を警告し自動アップデートを「奨励」しておきながら、利用は自己責任でというM社の商売のやり方は困ったものです。M社史上最悪のソフトWindows VISTAには本当に手を焼きます。こんなソフトの不具合対策を書いていると悲しくなります。

「Windows Search」がディスクアクセス100%の原因だった!

 タスクマネージャーを見ていて気づいたのは、ディスクが100%になるのは、パソコンの中の多くのファイルをスキャンしているような動きがあること。そのような機能のあるソフトが起動していないときにも動いており、これが100%の原因になっている。

 調べてみると、「Windows Search によるHDD/SSDの検索とインデックス作成が原因らしい。
 そこで、これを停止したら、嘘のように改善しました。

 管理人は、PC内検索には「Everything」を使っているので、「Windows Search」は不要です。これを停止する設定をします。

  1. スタートメニューを右クリック
  2. 「ファイル名を指定して実行」を選択
  3. 「services.msc」と入力
    「サービス」が起動するので「Windows Search」をダブルクリック
  4. 「スタートアップの種類」を「無効」にする。「停止」ボタンを押す。「OK」を押す