奇妙なJ-CASTニュース「レンゲ畑にバス乗り付け、園児ら遊ばせた?」の意味不明な記事構成

こだわってみる

 2023年4月25日20時8分に、炎上を社是とするJ-CASTが「レンゲ畑にバス乗り付け、園児ら遊ばせた? 農園が困惑「種を買って米の肥料として育てています」という記事を配信しました。

 内容は、2ヘクタールのレンゲ畑に園児ら10名あまりが無断で入り込み、畑を荒らしたため収穫に影響が出て、米の肥料が足りなくなる、と言う内容です。

 この記事を書いたのは、野口博之氏という方のようですが、この人、本気で書いているのかと疑問に感じたので記事をアップします。

 体重の軽い園児が10名ばかり農地に入ったからといって、2ヘクタールもあるレンゲ畑の生産に影響を及ぼし、米の肥料が足りなくなるという事態に発展するのだろうか?

 生産に影響を及ぼすほど2ヘクタールの農地を園児が踏み荒らすには、園児の数は何人必要でしょうか。2ヘクタールって2万平方メートル。東京ドームの半分ほどの面積です。

 たぶん、2000人規模の園児が必要なのではないでしょうか。何しろ、体重が軽いので、踏み荒らそうとしても2000人の園児でも難しいかもしれません。野口博之氏の記事が明らかに炎上を狙って書いていることが分かります。彼にとって、農家が害を受けようがどうでも良いこと。目的は「炎上」して注目を集めること。

 記事では、10名程度(保育士も含む)のようです。

 栽培している農地に許可なく入り込むことは問題ですが、それ以上に問題なのは、メディアの権力を振りかざし、農地の被害が甚大だと誤解させるような記事を書く記者と、それを発信するJ-CASTという会社です。

 まさに、炎上狙いの記事です。農地に立ち入った保育園を特定し、その謝罪をネタにする、といういつもの手口のようです。

 保育園側は、損害額の保証として、20円支払いました、という落ちが見え見えです。10人の園児が荒らしたレンゲ畑の被害額はそんなものでしょう。東京ドーム半分の面積の農地に園児が入り込んだとして、どれほどの被害が発生するのでしょうか。

 このようなでっち上げ記事を配信する会社に憤りを感じます。

 炎上メディアの実態を暴露するような内容の記事に唖然としました。結局、保育園や農家など当事者とは関係なく、炎上することを目的とした記事だということです。J-CASTは社会に寄り添っている振りを装いながら、結局は自分の会社の収益しか頭にないということなのでしょう。

 市産業振興室のコメントを掲載すれば免責されると野口博之氏は考えているようですが、それが墓穴を掘っています。そもそも、記事にするような内容ではないということです。農家のコメントは野口氏の作文なのではないでしょうか。たぶん、農家はそんなことは言っていないと主張すると思います。

 記事には具体的な出典もないし。記事に登場する当事者を批判・中傷の対象にするだけのイカサマ記事をJ-CASTが発信しているという事実だけが残る後味の悪い記事です。

 J-CASTの記事を読んで不快に感じるのは、執筆者の悪意を感じるからです。

 保育園側は謝罪に追い込まれ、農地の所有者は、補助金をもらいながら10名の園児が農地に入ったことで経営に影響するような嘘をつくな! とネット民から叱られる。

 まさに、執筆者、そしてJ-CASTの悪意としか感じられない記事です。記事が炎上すれば、自分の手柄になるのでしょうね、野口さん。おめでとう! あなたの一人勝ちです。

 社長は朝日新聞社の社会部記者だった方ですよね。さすがですね。正に、炎上記事は社是! 

 やってはいけないことの分別もできないのだろうか? この人。