多数の写真からモザイク画像をつくるジェネレータ

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たくさんの写真からモザイク画をつくる

 本館の7月31日記事「5,601匹の猫・セサール」で使った、5,600匹の猫の写真で、1枚の猫の画像をつくるジェネレータをご紹介します。

 モナリザの絵を、アルファベットだけで作ったものを見たことがあるのではないかと思います。これは、30年くらい前の話なので、最近の人は知らないかも。現在では、1枚の写真を、数百枚、数千枚の別の写真を読み込んで作ることができます。

 先日、あるポスターをみたら、遠目には1枚の写真なのに、近くで見ると無数の写真から構成されているので驚きました。今日は、その作り方をご紹介します。

 ご紹介内容の作品は本館にアップしています。関心のある方は、是非、ご訪問下さい。

 作り方は、以下のとおりです。

1.Foto-Mosaik-Eddaというサイトから、フリーソフトをダウンロードします。ソフトをダウンロードするので、元サイトとの依存関係(広告が付いたりなど)はありません。
このソフトをダウンロード、インストールします。

2.写真を準備します。できるだけ多くの写真を同じホルダーの中に入れます。写真は解像度やサイズがいろいろです。これは問題ないのですが、写真のサイズが大きいと後で、このソフトが読み込むのに時間がかかる(数時間)ので、サイズを小さくします。写真のサイズを一括して小さくするのには、縮小専用。という、やはりフリーソフトを使います。本館の写真は、570px × 380pxが基本サイズとしているので、一応、このサイズで、全ての画像サイズをそろえます(これは、モザイクが作成ソフトの読み込み時間を節約すろためだけなので、読み込みを夜中に数時間かけて行うのであれば、この作業は必要ありません)。

3.このソフトを立ち上げ、データ・ベースを作ります(Create deatabadeボタン)。

 データベースの元は、先ほど作ったホルダーです。このデータベースを作っている間(数時間)は、ほとんどPCの操作ができなくなりますので、夜間、寝る前がおすすめです。ちなみに、約700枚のセサールの画像(大体、600KB/枚)を読み込むのに2時間以上かかりました。いまのデジカメの画像サイズは最低でも1MBあるので、相当時間がかかります。

4.データ・ベースができあがれば、後は、モザイク画の作成です(Create-Mosico Pictureボタン)。モザイク画をつくる1枚の基本画像を指定します。次に、その保存名を指定します。後は実行。

5.次の画面で、いろいろ指定できるのですが、試すのには時間がかかりすぎるので、実は良く分かりません。ポスターサイズを大きくすれば、より多くの写真で基本画像を表現することができます。小さなサイズだと、タイルの数が少ないため、当然、できあがった画像はぼけたものになります。本館の画像は、5,600枚のタイルを使用しています。つまり、5,600枚の猫画像を使っているということです。

 解像度を高くすれば、本館の画像のように、拡大すれば、それぞれのモザイク画像を認識できます。しかし、ファイルサイズが大きくなります。したがって、ファイルサイズがほどほどになる解像度と画像のサイズの両者を考えて、試行錯誤することになります。

 本館では、サムネイルで表示して、元画像は、別ページ表示にしています。元画像は大きいすぎるため、ページを開くのに時間がかかるためです。

 後は、いろいろ試して、その基本画像に最もマッチする設定を見つけて下さい。