テレビショッピングで売られている商品って価格は適正なのだろうか?

生活編

 テレビのチャンネルを回していると、たくさんのチャンネルでテレビショッピングの番組が映し出されます。

 見たくもない番組なのですが、中にはちょっと気になる商品もある。

 そこで感じるのは、この商品って値段は適正なのだろうかということ。特に、「外国で大人気」などと謳っている商品を見ると、外国での売値が気になります。日本での販売価格は果たして適正なのか?

 以前、ショップジャパンで「スイブルスイーパー」という掃除機を販売していました。

 管理人も買ってしまったのですが、今は全く使いませんね。とにかく音がうるさいし、使っている途中で部品が簡単に外れてしまう。

 テレビでは音がうるさいことを隠して販売していましたが、下のYouTubeを観れば、使わなくなった理由が分かると思います。普通に掃除機を使った方がはるかにきれいになります。

 この商品は、テレビでは8千円くらいで売っていたと思うのですが、あるとき、量販店で見たら3千円で売っていました。商品の作りを見れば、3千円程度が妥当なところでしょう。とてもチャッチイ商品です。

最近気になる商品

 最近気になるのが、「ここひえ」という商品。小さな冷風扇です。

 どうみてもうさん臭そうな商品なのですが、口コミを見ても肝心の性能がよく分からない。商品を買っていないライターが書いているのでしょうね。商品に対するコメントがほとんどない。書くと商品を買っていないのがバレるので、他人の記事をコピーペして詳しく書かない(書けない)のが彼らの常套手段のようです。

 この「ここひえ」という商品は、とても簡単な構造で、このような商品は昔からあったと思うのですが、なぜ、今頃売っているのだろう? しかも、値段が7,980円(税抜)とむちゃくちゃ高い! この構造なら、2千円台が妥当な金額でしょうね。

 さて、この商品は外国ではいくらで売られているのでしょうか。海外でも人気らしいので調べてみましょう。なにしろ、CMに出てくるのは欧米系の外国人なので。そして、外国の評価は?

 まずはロシア。

 価格は、1,256,45 руб.(ルーブル)となっています。2100円ですね。まあ、こんなものでしょう。

 次に中国の通販サイトを見てみましょう。DHgate.comという通販サイトです。この通販サイトの評判は調べれば直ぐに分かります(笑)。普通の人は使わないサイトです。

 商品名は、「2019 Personal Space Cooler Air 3」というらしい。


 Image: AliExpress

 この商品の価格帯は広く、20~30ドルの間が相場という感じです。この商品の構造から見ても、2000円から3000円程度が妥当な金額ではないでしょうか。秋葉原に行けば3000円くらいで売っていそうです。

 Amazonではどうでしょうか。

 Amazonの評価を見ると、この商品に対する正しい評価が分かります。

 アマゾンのカスタマー評価は、以下のようになっていました。販売元により評価が異なりますが、共通しているのは、星ひとつと星五つとに評価が分かれ、その中間がとても少ないこと。


Source: Amazon

 カスタマーレビューを読んでみると、水漏れやフィルターのカビ・汚れに対する苦情が多いように感じました。

 日本で売られているものは、一応、カビが発生しないとの試験結果を公表していますが、自己満足の試験結果など示されても意味が分かりません。

 ダイレクトテレショップが販売している「フレーバーストーン」を買って瞞されたと思っている管理人。「50万回もの耐摩耗テストをクリアした耐久性」のはずなのに、わずか10ヵ月の使用でくっつくフライパンになり、1年後には使い物にならないほど表面がボロボロになったので、捨ててしまいました。50万回のテストって普通の利用者とは縁のない試験内容のようです。

冷風扇

 この冷風扇は、フィルターが水を吸い上げ、そこにファンで風を送ることで水の気化熱を利用して、冷たい風を発生させる構造です。

 水は、カタログでは微風状態で8時間と書かれていますが、レビューを読むと「直ぐに水がなくなる」という苦情が書かれています。 普通の人は「微風」では使わない、ということなのでしょう。

 ふと、卓上扇とアルミバットとペーパータオルで似たようなものが作れるのでは、と考えました。

 夏になるとたまに使う卓上扇。USB給電で1000円くらいで買えます。アルミバットとキッチンペーパータオルは100円ショップで。

 バットに氷水を入れ、キッチンペーパーをこれに浸し、その後ろから卓上扇で風を当てれば、似たような効果が得られるかも。アルミバットは結露するので、ペーパータオルが外に出るように穴を開けたラップで全体を覆えば水がこぼれる心配もなくなります。

 これからまた暑い夏がやってきます。確かに卓上冷風扇のような商品のニーズはあるでしょう。しかし、価格をもっとリーズナブルなものにしてもらわないと・・。仕入れ価格の4倍で販売されてもちょっと買う気が起きない。

 そのうち、秋葉原を探して見ようかと思います。