EXCEL：日付けから曜日、月などを英語・スペイン語で表示させる方法

　関数を使わず、入力した日付から、『曜日』や『月』を英語やスペイン語で自動表示させる方法をご紹介します。

　下の例では、A列に日付けが入っています。それ以外のセルは全て空欄です。日付は、「12/1」、「12/2」・・・、というように入力したものです。自動的に「2009/12/1」・・・、というように年の値が付け加えられます。これはEXCELの標準機能です。

　さて、Ｃ列に曜日を英語で表示させます。

　Ｃ列にＡ列の値を読み込みます。〔　+A1 と入力しています〕
　これをドローしてコピーします。
　これで、曜日が英語で表示されます。

　以下のgifアニメの操作はすべて一緒です。対象となる全てのセルにＡ列の値をコピーしているだけです。関数を使っていないことが分かりますね。

英語表示させる方法

１．曜日の英語表示
　まず、曜日を英語でＣ列に表示させます。Ｃ１からＣ５をドローして右クリック。「セルの書式設定」＞「表示形式」＞「ユーザー定義」と進み、「種類」の下の窓に「 ddd 」と英文字を入力し、「ＯＫ」を押します。これで、Mon、Tue、Wed、・・・と表示されます。ちなみに、もうひとつ d を加えて「 dddd 」とすると、Monday、Tuesday、Wednesday、・・、とフル表示できます。

２．日付けだけ表示：
　Ｄ列は、日付けだけを表示させています。上の方法で、「 d 」と入力します。

３．月の英語表示
　Ｅ列に英語で月を表示しています。同様の手順で、「 mmm 」と入力します。 m　をもう一つ加え、「 mmmm 」 とすると、「December」とフル表示されます。

４．年の表示：
　同様の手順で、「 yyy 」と入力します。

５．スペイン語での表示
　方法は上と同じです。[$-C0A]　をddd　や　mmm の前に追加します。

　例：
　　[$-C0A]dddd 曜日がスペイン語でフル表示されます。
　　[$-C0A]mmmm 月がスペイン語でフル表示されます。

　このように関数を使わず表示させる方法は、シート全体の複雑な並べ替えなどの操作を後で行う場合に威力を発揮します。曜日の英語表記だけでなく、他にもいろいろできるので、覚えておいて損はないと思います。

一つのセルに、曜日、月、日、年を表示させる方法

　もう少し、事例をあげておきます。

＜英語＞
[$-409]dddd,mmmm dd, yyyy 　⇒ Wednesday, March 31, 2010
＜スペイン語＞
スペイン語表示にするには、［$-409］を［$-C0A］に変えます。
[$-C0A]dddd,mmmm dd, yyyy ⇒ miércoles, marzo 31, 2010
[$-C0A]mm/dd/aaaa　　 ⇒　　　 03/31/miércoles
　最初の文字を大文字にするのは、日本語版EXCELではできないようです。スペイン語版では、[$-1C0A]とします。
　ついでに、スペイン語で、”de”でつなぐ表示にするには、次のようにします。
[$-C0A]d “de” mmmm “de” yyyy ⇒ 　31 de marzo de 2010

　他の外国語については、以下のロケールID（16進値）の下三桁の「ID」を参考にして下さい。

　たとえば、[$-C0A]の「C0A」の部分を「40C」に変えるとフランス語表示できます。

　出典：「https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc392381.aspx” target=”_blank”>ロケール ID (LCID) の一覧」