Gifアニメのサイトを見ていたら、巨大猫の作品がありました。
この猫、かなり大きい。ギネスブックに登録できそうです。
アップされているGifの種類は全部で4本。どうもつながりが悪いので、自分で作ってみました。
このGifのオリジナル動画を探したのですが、なかなか見つからない。でも、やっと見つけることができました。
このオリジナルの動画は、アルゼンチンの食品・飲料メーカー、モリノス社( Molinos Río de la Plata)のコーヒー「Arlistán Café」のCMでした。
このCMが放映されたのは、2012年8月28日頃からのようです。制作会社は”CINCO”、Director Mariano Sigal, photo montage by Demian Rodenstein。
そういえば、アルゼンチンに行ったとき、このコーヒーがスーパーに並んでいました。ネスカフェがなかったので、仕方なくこれを買ったのですが、あまり美味しくはない。せっかく旅行で行ったブエノスアイレスでしたが、一日中ホテルに閉じ籠もり、論文を書いていました(笑)。そこで、この美味しくないコーヒーを飲んでいました。
このモデルさんは誰?
このモデルさんが誰なのかを調べるのがこのサイトの流儀ですが、残念ながら名前を特定することはできませんでした。制作者や広告代理店の名前は前面に出てくるのに、モデルの名前は出てこない。モデルという職業が、社会的にはあまりそのステータスが認められていないことを物語っているように感じました。
CM制作、広告づくりの基本は、「3B」と呼ばれるBeauty、Beast、Babyの3つの要素で、大衆に好感を持たれるCMづくりには欠かせない要素のようです。
この要素の一つ「Beast(動物)」の中でも『猫』はCMで人気の動物です。日本のCMでもたくさん登場しています。
しかし、巨大猫はあまり見かけない。 ロッテのガム「Fit’s Link」のCMくらいでしょうか。
アルゼンチンのCMには、二つ目の要素「Beauty(美人)」も加わっています。登場するモデルさんはとても魅力的。ちなみに、スペイン語で女性モデルは「la modelo」と言います。「modelo」の語尾が「o」なので、「la modela」と言いたくなりますが、性で変化しません。
巨大猫を飼いたいけど
寒い冬、暖かい大猫のクッションに抱かれながら、コーヒーを飲む。この世のものとは思えない幸福感を味わえます。
しかし、現実は甘くはない。誰がこんな巨大猫の世話をするんだ?
うちの飼い猫くっちゃんは、長毛種なので毛が多く、とにかく世話が大変です。毎日、毛玉取りをしています。ブラッシングをしていると、目には見えないのですが、細い毛が舞い上がっているらしく、それが手や顔にくっつくので、猫をブラッシングした後は、手洗いと洗顔が欠かせません。
巨大猫の場合、人を雇って毛玉取りをする必要があります。一人ではとても無理です。くっちゃんの毛玉取りでさえ、毎日二人がかりでやっていますが、終わりません。人を雇う場合、その人の生命保険・傷害保険への加入はマスト。一発の猫パンチであの世行き。じゃれて甘噛みされたら、粉砕骨折です。
もし、病気にでもなったら、目玉が飛び出るような治療費を請求されそうです。麻酔薬の量も普通の猫の10倍くらい必要かも。
えさはどうするのでしょうか。トイレの後片付けは誰がするのでしょうか。
もし、この猫が部屋の床に吐いたら、と想像するだけで、背筋が凍り付きます。やはり、巨大猫は、自分で飼うものではありません。CGを見て楽しむのが一番です。
やっと見つけたオリジナル動画
Gifアニメ版は簡単に見つかったのですが、オリジナルの動画を見つけるのに苦労しました。探し方が悪かっただけですが。
きれいな動画ですね。何回でも見たくなります。この別バージョンがあるのではと探したのですが、見つかりません。
アルゼンチンでは、猫のCGを使ったCMが人気らしく、ビールのCMにも猫が使われていました。名付けて「サーファー猫」
こちらの猫ちゃんはサーフィンもするし、サーフボードを手に持って二本足で歩きます。どうやって訓練したのでしょうか。不思議ですね。
えっ、シージー?? そんなことを口にする人は嫌いです。
2010/10/07 に公開
巨大猫は飼えないけれど、大猫に包まれた生活がしたいという方のために
巨大猫は世話が大変なので飼えないけれど、大きな猫に包まれたいという猫好きのために、ソファーをご用意しました。
動画の巨大猫とほぼ同じサイズにしています。
これってコラージュでしょ、と思ったあなたは、世の中のことを知らないようです。これはコラージュではなく、実際の写真です。
この巨大な猫型ソファーの大きさは、長さが3.5mほどあります。お宅の応接室にピッタリの大きさです。
このソファーは、ベルギーのアントワープにある「Unfold」というデザインスタジオで制作されたものです。
この商品には、ちょっとだけ難点があります。それは、巨大な猫が眠っているというよりも、シベリアで発掘された冷凍マンモスの赤ちゃんのミイラに似ていること。
まあ、気にしない、気にしない! 猫型ソファーは、いまや一家に一脚の時代。各部屋用にまとめ買いするとお安く手に入ります。
見本をご覧になりたい方は、アントワープのデザインスタジオ「Unfold」まで。なお、同スタジオでは、これをソファーとは呼ばず、「彫刻」と呼んでいるそうです。
過去記事「絵画界の謎:ルノワールの絵画「イレーヌ嬢」は英語圏では誰も知らない」で紹介した、イレーヌの父親カーン・ダンヴェールはアントワープ出身です。
参考
https://www.merca20.com/gatos-una-receta-infalible-en-publicidad/