本館で使った南米大陸をスクレの緯度で切り取って、その断面を図化するクロスセクションの作り方をご紹介します。ここでご紹介する方法で精度良くできると思います。
方法
1.切断する緯度を決めます。本館では、ボリビア、スクレの緯度近くの南緯19度34分で切り取っています。その緯度における大陸の東西の端の経度を大体調べます。この例では、太平洋側が南緯72度、大西洋側が南緯40度となります。
2.エクセルを開き、南緯72度から南緯40度まで、30分刻みの表を作ります。表は2行で、1行目が緯度、2行目に後で標高を手書きしていきますが、ここでは空欄です。これを印刷しておきます。
表の1行目は、下のようになります。
72 71.5 71 70.5 70 ・・・・・ 41.5 40
3.Google Earthを起動し、南米の位置を表示させます。切断する断面の緯度が適度に表示されるサイズにズームアップします。
4.緯度に沿ってカーソルを動かし、経度30分毎の標高を印刷したシートに記入していきます。
5.記入したシートの標高を先ほどのエクセルシートに書き込み、グラフとして表示させます。
基本的な手順は以上の通りです。この方法が最も早く作れると思います。大陸なので30分ごとにしていますが、地形の小断面の場合は、この値を小さな刻みにします。ただし、緯度経度は弧度法、エクセルシートは度数法なので、注意が必要。エクセルシート自体を弧度法表示にした方が混乱せずにすみます。
下の画像は、本館にアップした南米クロスセクションの部品です。Photoshopで簡単な加工をしています。本館ではこれに南米の地図を合成しています。