レシピ通りには決して作れそうにないCookpadのレシピ:レアチーズケーキ編

ミステリー

 3日ほど前にレアチーズケーキを作りました。半月ほど前にも作ったので、今回は違うレシピを探していたら、とても不思議な謎のレシピを見つけたので、ご紹介します。

 何が謎かというと、レシピを読んでも管理人には作れない。頭を抱えるようなレシピになっています。

 さらに不思議なのは、「つくれんぼ」に2人のコメントがあること。この人たち、どうやって作ったんだろう、と思いました。

謎のチーズケーキレシピ

 最初に書きますが、管理人は、人の間違いのあげ足をとるようなことを書こうとしているのではありません。何度読んでも理解できない不思議なレシピだと思ったので紹介することにしました。

 レシピの気になる部分に赤線を引きました。


 Source: Cookpad

 上のレシピを見てまず悩んだのが、「生クリーム 1C」「プレーンヨーグルト 1C」の「1C」の意味です。何だこれ?

 いろいろ思い悩んだ末、1Cupの意味じゃないだろうか、と思いつきました。

 しかし、「1C」という表記をしているからにはもっと深い意味があるかも知れない。通常は「1カップ」とか、「200cc」とか書くのに、無意味とも思える省略形「1C」を使った真意は別の所にあるかも知れない。

 レシピの冒頭から悩むことになりました。悩んでばかりいてもチーズケーキができあがらないので、先に進みます。

 次に引っかかったのが材料の「ゼラチン」が二カ所に出てくること。何の説明書きもなく、何に使うのかも不明です。

 しかし、これは、チーズケーキと上にかけるソースのためのゼラチンだろうと想像できました。

 ここで気になったのは、ゼラチンの量です。大さじ1のゼラチンって15グラム近くあります。他のレシピを知っている管理人にとって、この量は多すぎると感じました。レシピにもよりますが、大体5g~10g程度だと記憶しています。

 次に進みます。手順2も不思議なのですが、先を急ぎます。すると、最大の難関に直面しました。

 まず、手順4で、ゼラチンを加熱し、クリームチーズに混ぜて冷蔵庫に入れるという長い工程がここに一気に書かれています。

 問題は、手順7です。

 手順7には、「4のゼラチンにラップをしてレンジで30秒ほど加熱する。」とあります。

 でも、「4のゼラチン」はクリームチーズと混ぜ、とっくに冷蔵庫の中です。どうしたらよいのでしょうか。

 何度も何度もレシピを読み返します。しかし、この記述を読み解ける解決策が見つかりません。

 「4のゼラチン」の部分は、「ソース用のゼラチン 小さじ2」の事だろうと想像はできます。でも、違うかも知れない。「手順4」ではなく別の手順の誤記? でも、該当しそうな手順が見当たらない。

 ここでも悩みます。

 すると、その下にも悩ましい記述が出てきます。

 「5のキウイソースに混ぜる。」

 えっ、ちょっと待って! 「5のキウイ」は既に手順6に進んでいて、「5のキウイ」は既に存在しないんだけど・・・・。ここでも手順が過去に遡っています。今は存在しない過去に。

 「5のキウイソースに混ぜる。」とは加熱前のキウイに混ぜると言うこと。これが「6のキウイソースに混ぜる。」だったら、加熱後のキウイに混ぜると言うこと。

 「5のキウイソースに混ぜる。」の手順通りにやると、ゼラチンが固まらない。

 以前、この手順で失敗している管理人にとって、一番知りたかった手順がここでした。

 ところが、いくら読んでも分からない。

 このレシピで本当に作れるのだろうか、と疑問が生まれます。

 ところが、ページの最後のところに、「つくれんぼ」の2名のコメントがあります。

 ということは、コメントした人たちは、このレシピを難なく解読し、チーズケーキを作ったと言うこと。レシピの記述に対する指摘もありません。このレシピを理解できない管理人がおかしいのでしょうか。

とても疲れるCookpadのレシピと愉快な仲間たち

 管理人が疑ったのは、コメントした二人って、たぶん、このレシピでは作っていないし、レシピを読んでもいないのではないかということでした。

 「猫友」のような「Cookpad友」っているのかなぁ? 自分のレシピにコメントしてくれたお返しに、コメントをするという。実際に作っていないから、レシピがおかしいことに誰も気づかない。

 もしそうだとすると、とても迷惑です。

 時間をかけてレシピを何度も読み返したのに手順が理解できない。こんなレシピは初めてです。 時間を無駄にした。

チーズケーキのレシピって変なのばかり

 レアチーズケーキを作るときに困るのが適当なレシピが見つからないこと。

 レシピはたくさんあるのですが、そんなレシピで誰が作るの、という配合になっています。

 まず、生クリームは200ccのものしか売っていない。それなのに、250ccと書かれても困る。

 クリームチーズも近くのスーパーで売っているのは200gの雪印クリームチーズだけ。これを250gと書かれてもどうしたらよいか分からない。

 冷蔵庫にあるヨーグルトは400gのもの。水切りするため、これを全部使い切りたい。

 国産レモンは1個300円もする高級品。これは皮まで使いたい。

 管理人が探していたレシピとは、決して安くはないこれらの材料をすべて使い切るようなものです。

 配合を変えると、ゼラチンの量をどうするかが問題になるため、そこが知りたくて探していたのですが、よく分からないレシピに出くわしてしまいました。

 前回作ったチーズケーキは、ゼラチンとレモン汁を入れる順番を間違えた(レシピ通りにやったけど)らしく、ゼラチンが固まらずグミのようになり、ゆるゆるのチーズケーキになりました。チーズケーキは何度も作っているのに、こんなことは初めてでした。

 おかしなレシピを参考にした失敗だったので、今回はしっかり読んでからと思ったのですが、もっとおかしなレシピに出会ってしまった。

 このレシピでは型に入れたビスケット生地を焼いていますが、こんな事をしているのはこのレシピだけで、他に見たことがありません。砂糖の量が60gになっていますが、これでは全然甘くない。80gは必要です。この人、本当に作ったのでしょうか。単なるライターなのか、愉快犯なのか。

 食材の値段が高い料理ほどしっかりしたレシピを選びたいものです。

 やはり、いつものように栗原はるみさんのレシピにしておけばよかった。


 Photo: AC Photo