アメリカ大統領トランプ氏が大統領選挙以来注目を浴びっぱなしです。
マスコミは、ネタが無くて困ったときは「トランプカード」を使えば注目を集められる。まさに、トランプ(切り札)です。
(このカードをもっと見たい人は過去記事『トランプ氏のトランプ(playing card)』をご覧下さい。)
こんな切り札は大切にしたいもの。
ところで、トランプは、何回切れば混ざるのでしょうか。
その答えは、7回。それ以上切ってもランダム率は変わらないそうです。
これは、『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』(町山 智浩)という本に載っていたもの。図書館で見つけた本で、パラパラと読んでみただけですが、・・・、本自体はつまらない。
この本によると、このトランプ7回カット説は、ギネスブックに「世界で最も高いIQ」を有しているとして認定されたことで知られるマリリン・ヴォス・サヴァント(Marilyn vos Savant)という女性が言っていることらしい。彼女は10歳の時、『IQ228』と判定されました。問題を全問正解したのだそうです。
「世界で最も高いIQ」と聞くと、その後、どんな功績を残したのだろうかと興味津々ですが、幼い頃に神童と言われた子供は、大人になって、ただの人になるようです。マリリン・ヴォス・サヴァントさんもご多分に漏れず、ごく普通の人生を歩んできたようです。最終学歴は大学中退です。少なくとも、その優秀な頭脳は社会貢献にはあまり使われなかったようです。
16歳で結婚しますが10年後に離婚。二度目の結婚にも失敗し35歳で離婚。41歳の時に三度目の結婚をしています。一度も結婚したことのない女性がいる中で、三度も結婚したとは、さすがはIQが高いだけのことはある・・?
三度の結婚と聞くと「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを思い出してしまいます。映画の中でスカーレットの未婚の妹が、「お姉様ばかり三度も結婚して」とやっかむシーンがあったように思います。
彼女は、1946年8月11日生まれなので、もうすぐ71歳です。
現在は、『http://marilynvossavant.com』というサイトを運営し、質問に答えているようです。
Wikipediaの英語版を読むとマリリンの業績がいろいろ書いてあるのですが、世界最高の頭脳と言われる割には驚くような業績でもない。彼女はミズーリ州セントルイスで生まれました。彼女の周囲は、彼女の才能を伸ばして育てるような環境ではなかったのかもしれません。ミシシッピー川沿いで、トムソーヤの冒険の舞台ハンニバルも近いし、のんびりした土地なのでしょう。そもそも早婚が最大の問題だった気もします。
【参考文献】
「アメリカのめっちゃスゴい女性たち」、町山 智浩、 マガジンハウス、2014