テレビを見ていると、とても違和感を感じる。
番組の作り手は何を伝えたいのだろうか?
番組には、必ずどこかの事務所に所属しているタレントが出てくる。
こんな人知らないし、どうでもいい。これが視聴者の感想。
ところが、カメラワークは視聴者を無視し、番組のコンセプトも無視し、タレントばかりズームアップする。
知人の家で、その家の子供の運動会のビデオを延々と見せられたときと同じ感じだ。
つまらない。それは当然の感覚。
見せたい人と、見たくない人がいる。
番組の中身などそっちのけで、スポンサーのお金を使ってタレントの売り込みの片棒を担ぐ番組制作スタッフたち。タレント会社のCMは見たことがない。CMより効果的な方法を知っているからなのでしょうね。今、バブル再来のような業界。
こんな構図で作られた番組が面白いはずがない。
ビデオに撮って見ると一目瞭然。60分番組で、中身があるのは10分程度。後はタレントのおしゃべりとCM。ビデオで飛ばしてみると、あっという間に視聴終了(笑)。しかし、見たことさえも後悔してしまう内容の貧弱さ。
よその子供の運動会のビデオは見たくないよね。
先般の衆議院選挙のテレビ中継では、池上彰氏擁するテレビ東京『池上彰の総選挙ライブ』が視聴率で一人勝ちだったようです。テレビ東京の番組作り、スタッフの意欲が評価された結果としての視聴率でしょう。このような番組ではだましの視聴率は通用しないので、テレビ局スタッフの真実の力量を伝えていると思います。
だから、TV業界の体質にウンザリしている池上彰氏がギャラの安いテレビ東京に出演したのでしょう。