レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『モナ・リザ』。
今はすっかり古ぼけて色あせています。しかし、描いた当時はとても鮮やかな色だったのではないでしょうか。
『モナ・リザ』のモデルとされているのが「リザ・デル・ジョコンド」。
500年も前のカビの生えたような絵を見ても、彼女の美しさが伝わらない。
彼女が目の前にいたら、きっとこんな感じだったのではないでしょうか。
動きは少ないのですが、モナリザが頭を少しだけ動かしいます。顔も左右に振れるたびに3Dになるように加工しています。動きが少ないのでわかりにくいですが。
以前、ベルサイユ宮殿に訪れたとき、古くさいタペストリがたくさん飾ってあるのにちょっと閉口しました。ダニがたくさん巣くっていそうなタペストリ。管理人がベルサイユ宮殿の住人ならば、とっくに廃棄処分にしています。
歴史的価値のあるものなら、博物館にでも入れておけば良い。しかし、美術品は、古さを楽しむものではないように感じます。
古いものに価値を見いだすのは良いのですが、絵画の場合は、間違った鑑賞法のように思います。少なくとも、絵画の制作者は、ひび割れて色あせた自分の絵画は見たくもないはずです。
古い絵画は、描かれた当時の状態に復元したものを鑑賞する、というのが正しい鑑賞の仕方のように思います。
【Photo source】 Mona Lisa (Banana Skin Painting) by JeremyArts