数日前から、野菜にかじられた跡があることに気づきました。トマトをかじられてしまった。その次の日には、ジャガイモが被害に遭いました。
まさか、我が家にネズミがいるとは考えられなかったので、原因を探したのですが、犯人はネズミではないかと思いました。
しかし、我が家には猫が2匹もいます。そのうちの1匹はネズミ専用ハンターのピーちゃんです。捕まえてくるのはいつもネズミ。このため、まさか家の中にネズミがいるとは夢にも思わなかったのですが。
あるとき、ピーちゃんの動きがおかしいことに気づきました。明らかに獲物を探しているときの行動です。やはり、家の中にネズミがいるようです。
なぜ、ネズミが我が家に住み着いたのか。それは、寒いので、猫たちが電気カーペットから動かないからです。これでは、ネズミ専門ハンターがいても何の役にも立ちません。
ネズミの糞も見つけたので、ネズミがいることは間違いない。
ネットで調べると、猫を飼えば良いと書かれていました。2匹も飼っているのだけれど・・・。
まずは、ネズミの餌となるものを置かないように片付けました。蚊取り線香の臭いが嫌いなようなので、一応、季節外れの蚊取り線香を焚きました。
あとは、ピーちゃんが捕獲してくれるか、猫がいることで警戒したネズミが自分から出て行ってくれることを祈るばかりです。
ネズミ捕獲用の粘着シートを買ったら・・・
近くのホームセンターでネズミ捕獲用の粘着シートを買いました。3パッケージ購入してネズミの出そうなところに設置しました。後は、待つだけ。
そして、捕まりました。でも、ネズミではなく、ネコが・・・。
何にでも関心を示す愛猫のセサール君が見事粘着シートに捕まり、身動きできない状態で見つかりました。きれいに四つ足が粘着シートに捕らえられています。本当にお馬鹿さんです。
実は、この後が大変でした。この粘着剤はとても強力で、粘りけが強く、どこにでもくっついてしまいます。そこで、まず、猫の手足を粘着シートから慎重に剥がします。そして、小麦粉を床に撒き、その上に猫を置きました。その後は、徐々に手足に付いた粘着剤をはぎ取っていきます。
猫は激しく抵抗するのですが、そんなことはお構いなしにはぎ取っていきます。何とか手足の肉球が見えるくらいまではぎ取り、あとは小麦粉を付けて猫を解放。一度ではとても取り切れません。この粘着剤は指にも付くので困ります。
その日は、5、6回に分けて、猫の手足からほぼすべての粘着剤をとりました。毛の部分は、はさみで毛ごと切り取ります。
説明書には、油を使うととれるように書かれているのですが、油の足で家中歩き回られても困ります。やはり、小麦粉が正解でした。
その後の展開
家に住み着いたネズミは、壁の中をねぐらとしていて、人間には手が出せない。
夜中になると、ごそごそと壁の中からネズミが動き回る音がします。そんな状態が一ヶ月あまり続きました。
あるとき、ネズミ専門ハンターのピーちゃんがネズミの動きを察知し、警戒態勢に入りました。猫は暇なので、何時間でも獲物を待つことができます。
ネズミハンターの腕の見せ所、と思ったら、寒いのでピーちゃんはコタツに戻ってしまいました。
ところが、これを境に、ネズミがいなくなったようです。我が家に猫がいることにやっと気づいたのかも知れません。
うちの奧さんが普段使っていない窓を開けたら、外にいたネズミが猛ダッシュで逃げていったそうです。少し大きめのネズミだったそうな。ネズミは家の中からは出たものの、家の周囲に隠れていたところをうちの奧さんと鉢合わせ。これで、完全にネズミはどこかに行ってしまったようです。
結局のところ、猫を二匹飼っていてもネズミ対策にはなりませんが、奧さんを一人養っているとバツグンのネズミ対策になる、という結果となりました。