Google Mapを大縮尺で広範囲に印刷する方法(その2)

PC編

 前回に引き続き、Google Mapを大縮尺で広範囲に印刷する方法をご紹介します。

 今回は、前回よりもスマートにできます。こんな方法があるの?、という感じでしょうか。

 作業は、Google Mapから貼り付けタグを取得して、貼り付け範囲を巨大に修正後、html形式で保存。Firefoxのアドオンを使って、起動させたhtmlファイルのページ全体を出力する、という内容です。

 では、順を追って説明します。 

Firefoxアドオンを入手する

 ブラウザはFirefoxを使います。普段、別のブラウザをお使いの方は、この機会にFirefoxをお試し下さい。

 アドオンをインストールします。アドオン名は[screengrab]です。

  Firefoxのメニュー [ツール]⇒[アドオン]⇒ 検索窓に[screengrab]と入力し、目的のアドオンを探し、インストールします。

 インストールが完了すると、上部のツールバーに、[screengrab]のアイコンが表示されていると思います。

Google Mapからタグを取得する

1. Google Mapで目的の場所を開きます。

2. 印刷したい縮尺で表示します。

3. 画面右下にある[ギアアイコン]⇒「地図を共有または埋め込む」をクリックします。

4. 開いたダイアログで、①[地図を埋め込む]タブに切り替え、② サイズを10倍の値に設定(ここでは、8000 x 6000)と入力 (注:取り敢えず、このようにやってみて、後で調整します)。③ 貼り付けタグをコピーします。

5. メモ帳を開き、貼り付け。[GoogleMap]と名前をつけてデスクトップに保存します(名前は何でもよい)。するとデスクトップに、[GoogleMap.txt]というテキストファイルが作られます。この拡張子を[txt ⇒ html]に変更します。

広域地図の高解像度画像の出力

1.次に、このファイル[GoogleMap.html]をダブルクリックして開きます。

2. Google Mapが開きます。サイズが大きいので開くのに少し時間がかかりますが、気長に待ちましょう。必ず、表示を完了させて下さい。

3. ページの読み込みが完了したら、最初にインストールした[screengrab]のアイコンの脇にある▼をクリックして、[保存]⇒[ページ(フレーム)全体]をクリック。名前を付けて画像を保存します。

 巨大で高解像度の地図画像がpng形式で出力されます。今回の設定では、8000px x 6000pxの大きさの画像になります。ファイルのサイズは5MB程度なので、それほど大きいわけではありませんが、かなりクッキリした地図画像を作ることができます。広範囲なのに驚くと思います。また、拡大しても文字を確認できる解像度になっていると思います。

 できあがった画像を見て、範囲を小さくしたいときは、画像をトリミングするか、あるいは、上記の縦横サイズの手順で数値を変更します。

 前回の「Google Mapを大縮尺で広範囲に印刷する方法(その1)」で紹介した方法と全く違う方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

 このような方法を紹介しているサイトが見当たらないので書いて見ました。