本館でも3回に渡ってご紹介しているオスマントルコのピリ・レイス提督の古地図は、1513年に作成されたとされています。これは、その地図の中に記載されています。作成されたのは、トルコの「ゲルボル(Gallipoli)」。重要な海軍の港です(詳しくは本館の記事をご覧下さい)。
さて、時代が下り、大航海時代を経て、地図の精度は大きく向上します。
そうはいっても、世界地図のレベルで、緯度経度を正確に記載したものが出てくるには、18世紀まで待たなければなりません。
前置きが長くなりましたが、18世紀のこの古い世界地図で、またまた、回転する地球儀を作りました。
第1回が衛星画像、第2回が地図、そして今回の第3回が古地図による回転する地球儀です。
つなぎ目がうまくいかないらしく、少しぎくしゃくします。これを修正するには、今回の元画像を前回の元画像と重ね、不足部分を補う(あるいは余分な部分を切り取る)という作業が必要です。めんどくさいので、気が向いたらやりたいと思います。
古い地図は魅力的です。中身も面白いのですが、何人もの手を経て、歴史の動乱から逃れ、現代に伝えられているという点で、管理人は大好きです。これだけ精巧な地図は、そんなにたくさんのコピーはなかったと思います。特に、世界地図は、軍事的に貴重であったため、そのコピーは、あまり作られなかったのではないかと思います。
この回転する地球儀の作り方は、第2回の地図編の記事に書いてあります。
もし、修正版を作った場合には、素材倉庫の方にアップします。素材倉庫からダウンロードして下さい。今回のバージョンはダウンロード禁止です。ちょっと恥ずかしいできばえなので。