白黒写真に色を付けるソフト

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昔の白黒写真やモノトーンにした写真に色を付けると、見違えるように生き生きとした写真になる場合があります。モノトーンの一部だけ鮮やかな色を付ける手法は、テレビCMでも使われています。今日は、このような「白黒写真に色を付けるソフト」を紹介します。

ソフトの名前は「Recolored

上のリンクからダウンロードできます。有料ソフトですが、21日間の期限付きで無料で使用できます。ソフトは2006年の古いもので、バージョンも最初の「Recolored 1.1 」から更新していないようです。

 COMODOがこのソフトの実行ファイル「Recolored.exe」からMalwareを検出しています。ネットで調べてみると、同名のウイルスがあり、システムに重大な障害を与える恐れがあるようなことが書かれています。管理人がダウンロードしたものとハッシュ値が違うので、よく分からないというのが実状。

(ウイルスファイルのハッシュ値:MD5: 62e98e297dd6390465c0b884ab231db8)
ところが、他のウイルス対策ソフトでは検出されないので、誤検出だとも思われます。こんな古いソフトのウイルスを現在のウイルス対策ソフトが検出できないとは考えられないので。心配の方は、あきらめて、別のソフトをお探し下さい。

 

このソフトの面白いところは、色を付けた周囲もうまく同系列の色にぼかしてくれること。このため、色づけした部分の境界に違和感がありません。言葉ではうまく説明できないので、画像を示すのが手っ取り早い。

このソフトをインストールし、デスクトップアイコンをクリックしても起動できないときは、このようなトラブル解消法を書いたこちらの過去記事を参照下さい。

まず、オリジナルのモノトーン画像として下の写真を用います。

サンプルのモノトーン写真
サンプルのモノトーン写真

次に、「Recolored 1.1 」を使って、色を付けたい部分に、適当に色を付けていきます。この時、塗りつぶされたようになりますが、心配いりません。元画像の上に、色が乗ったように表示されます。

Recoloredで着色サンプル画面
Recoloredで着色サンプル画面

[Cololize]アイコンをクリックして作成すると、下の画像になります。

完成サンプル画像
完成サンプル画像

まさに、「ザックリ」と色づけして、綺麗に仕上げる優れたソフトです。
写真全体をカラーにしても良いし、一部だけカラーにすることもできます。

これと同じことをPhotoshopでやろうとすると、大変な手間がかかります。この機能に特化した専用ソフトの利点でしょう。
ついでに、GIFアニメにしたものが下のファイルです。今回は、「Easy GIF Animator」を使って作ってみました。