昨日、「パワーポイントのアニメーションをGIFアニメーションにする方法」という記事を書いたとき、トリミングしないとまずいことに気づきました。
そこで今日は、多数の画像を同じ位置でトリミングする方法を紹介します。GIFアニメを作るとき、知っておくととても便利な方法だと思います。
多数の画像を一括してトリミングする方法
今回は「IrfanView」を使ってトリミングします。
かなり以前、「大量の画像に同じ文字を入れる方法」という記事を書いたのですが、やり方は似ています。
GIFアニメ用の100枚程度の画像があるとします。それぞれの画像は一部分だけが違うため、連続してみると動いているように見える。そんな画像を対象として説明します。つまり、全体枠は変化しないということです。
1.画像をIrfanViewで開き、トリミングする範囲を選択します。
2.メニューバーの[編集]⇒[選択範囲の指定]
[2)選択範囲のサイズ/位置]の数値をメモし、[キャンセル]を押してダイアログを閉じる。
3.メニューバーの[ファイル]⇒[型式/名前の一括変換]
[ファイル形式の一括変換]ダイアログ画面が開くので、以下の通りに設定。
① 画像の入っているフォルダを選択
② [全て追加]ボタンをクリック。フォルダ内の全画像が変換対象となる。
③ 保存するフォルダを指定する。あらかじめデスクトップにフォルダを作っておくと良い。
④ [詳細設定を使用する]にチェックを入れる。
⑤ [詳細設定]ボタンをクリック。
4.[一括変換の詳細設定]ダイアログが開くので、以下のように設定する。
① 先ほどメモしたトリミング範囲の位置情報(XY座標、幅、高さ)を入力する。
② トリミングした後、リサイズも同時に行う。[リサイズ]にチェックを入れる。
③ リサイズ後の縦横の値を入力。ここでは、幅282px、高さ400pxとした。
④ [OK]をクリック。
[ファイル形式の一括変換]ダイアログ画面に戻るので、[実行]をクリック。
一括変換が行われる。
以上です。
画質を良くしたい場合
トリミングや縮小の操作によりjpg型式の画像は画質が劣化します。これを避けるには、PNG型式で出力します。サイズが大きくなりがちですが、目的に合わせてやってみる価値があると思います。
[ファイル形式の一括変換]ダイアログで、[出力形式]を[png]とします。