フェイクニュースか確認する:死んだはずの妻が生き返った! 葬儀場で遺体袋が動き出す

ミステリー

 2020年4月30日 17時50分配信のTechinsightJapanのニュースに『【海外発!Breaking News】死んだはずの妻が生き返った! 葬儀場で遺体袋が動き出す「病院があえて治療をしなかった」夫が激昂(パラグアイ)』という記事がありました。

 パラグアイの病院で医師により死亡が確認された女性。遺体は遺体安置所に入れられて葬儀場に運ばれ、遺体安置所に入れられた後、葬儀社のスタッフにより、彼女が生きていることが確認され、集中治療室に運ばれた。

 ほんとかよ? というような怪しい記事なので、確認してみました。

 この事件について、海外メディアがたくさんの記事を配信していますが、それを閲覧すると、書かれている内容や日付がバラバラ。

 調べていくと、この情報のオリジナルは、パラグアイの新聞社abc colorが、2020年4月12日21:37 に配信した以下の記事のようです。

 ”Mujer reacciona en una funeraria tras ser dada por muerta en clínica privavaMujer reacciona en una funeraria tras ser dada por muerta en clínica privava

 オリジナルの記事を読むと、確かに上記引用のニュースの内容が書かれています。どうやらフェイクニュースではないようです。

 abc color社の過去記事を検索しましたが、12日以降、14日に同一の内容の記事が配信されていますが、続報はありません。

 この女性はどうなったのでしょうか。

 気になったので、さらに深追いしてみました。

生き返った死者はどうなった?

 調べてみると、事件から一週間後に亡くなったという記事を見つけました。これは、やはりパラグアイの新聞 “ULTIMA HORA社” が2020年4月24日に配信した以下の記事です。

 ”Salud clausura sanatorio en Coronel Oviedo que dio por muerta a pacienteSalud clausura sanatorio en Coronel Oviedo que dio por muerta a paciente

 パラグアイの保健省は、問題のあった私立の診療所を一時的に閉鎖したと書かれています。

 内容的には新しい事実は書かれていないのですが、この女性が7日後に死亡したと記事の最後に書かれていました。医療事故が起きたのは4月11日、患者が亡くなったのは17日です。

 この女性は末期癌を患っていたようですが、とても不思議な医療事故のように感じます。

 これも新型コロナウイルスが影響しているのでしょうか。

 パラグアイで最初に新型コロナウイルス感染者が確認されたのは、3月7日です。現在は333人の感染者が確認されているようですが、今回の医療事故があった4月12日頃の感染者はそれほど多くはありません。単なる医療ミスなのでしょうか。

 不思議です。