ネット保険ってどうなんだろう?

生活編

 CSを見ていると、ネット保険のCMの数が半端じゃない。もう見たくないと思えるほど何度も何度も流れています。これでは洗脳されてしまいそうです。

 CMは、医療保険、死亡保険や自動車保険など様々です。保険の見直しを考えている人に保険見積もりを示し、これだけ安くなります、ということを示して勧誘しています。持病を持っている人でも加入できますとか、掛金は一生変わりません、とか魅力的なキャッチフレーズが並びます。

 あまりにも数が多いし、結局どれが得なのかが分からない。

 本当は、これを見分けるコツがあるのですが、そんな情報は公開されていない。

 コツとは、これらの商品を販売している会社の従業員が購入しているかどうかということ。本当に良い商品なら、社員が真っ先に購入しているはずです。もちろん、会社の優遇措置がどの程度あるのかの情報も必要になります。

 どこかの雑誌の企画で、このような調査を実施してもらえると助かるのですが。

 これらのCMで気になるのは、「お客様満足度」という表現。見ている人にはその基準がなんなのかが分からず、「この数値が高ければ高いほど買って損はない」と誤解してしまう。「何についての満足度」なのかを言っていないので、いくらでも高い数値を創り出すことができるし、数値自体はウソではない。アンケートの作り方で、「とても良い」との回答が100%近く得られる「項目」をアンケートの中に紛れ込ませれば良い。

 そもそも顧客満足度とは、「人が物品を購入するとき、その物品に感じる何らかの満足感のことである(WIKIPEDIA)」ということなので、何かに満足していれば、顧客満足度として公表しても虚偽ではないらしい。。

 商品アンケートの作り方を見ていると、まさに、そんな「項目」があるのに気づきます。よほどのへそ曲がりでない限り、「とても良い」を選択するよなぁ、という項目が。

 大手の会社は、顧客満足度の調査を外部調査機関に委託し、公平性を担保している。どこまで担保されているかは外部からは全く分からず、自己満足の世界のようにも感じる。小さな会社は何でもありという感じで、利益優先なのではないでしょうか。