飯能の『竹寺』に行ってきました

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 昨日の記事『4599円で買ったポケット・ドローンを飛ばしてみる』で、ドローンを飛ばした埼玉県飯能市にある『竹寺』。本当の名前は、『八王寺』というらしい。

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 竹寺のHPには、西武池袋線「飯能駅」、JR「東飯能駅」から竹寺境内駐車場までタクシーで30分、と書いてありますが、30分じゃ着かない。かなりの山道を走ることになります。

 どうして、こんな人のいない場所にお寺があるのか不思議に思うほど山の中にあるお寺です。

 「竹寺(八王寺)略縁起」によれば、天安元年(西暦857年)の記録があるので、1160年以上の歴史を持つお寺のようです。

 本尊は「牛頭天王(ごずてんのう)」で、本地仏「薬師如来」を祀る神仏習合の姿を今に見る、東日本唯一の遺構なのだそうです。

 この像は、日中国交正常化20周年にあたり、中国民間人15名の奉納によるもので、1992年に除幕が行われました。

 本殿に通じる石段。奥手に茅でつくられた輪「茅の輪(ちのわ)」が見えます。これが鳥居になっているようで、この結界をくぐり、心身の清浄を願います。

 「茅の輪くぐり)の手順」というものがあります。

1.「水無月(みなづき)の夏越しのお祓いをする人はちとせの命のぶというなり」という古歌を唱えつつ、輪をくぐって、輪の右外側を回る。
2.再び正面からくぐり、今度は輪の左外側を回る。
3.正面に戻ってから、三度輪をくぐり、拝殿に向かう。

 分かり難いのですが、上から見ると、八の字を描くように回ります。

 これは、『夏越の大祓(なつごしのおおはらえ)』と『師走の大祓』という半年間の汚れを祓う神事のときに行われるようです。

 本殿から見下ろすとこんな感じです。

 本殿。

 竹寺の竹林。規模はそれほど大きくはありませんが、竹林がありました。