練馬の「ちひろ美術館・東京」の楽しみ方

 以前から行こうと思っていた「ちひろ美術館・東京」に重い腰を上げ行ってきました。ひと月くらい前のことです。

 電車よりも自転車の方が便利なので、自転車で行きました。最寄り駅から美術館までは結構距離があります。

 Google Mapのナビを頼りに自転車を走らせること30分。ナビではとんでもないルートが示されるのですが、それを無視して、目的地に近いルートで走り続けました。すると、難なく美術館に到着。

 入口で入館料800円を支払い、いざ館内へ。

 この美術館はいわさきちひろの自宅を改造して造ったようですが、結構広い。

 いわさきちひろは二度結婚しており、最初の夫は、結婚後1年で自殺。2番目の夫は弁護士で元国会議員の松本善明氏(1926年5月17日 – 2019年6月24日)。つい先日、お亡くなりになったようです。

 ちひろの才能は、この2番目の夫の元で開花したようです。

 いわさきちひろの絵は、どこかもの悲しさが漂っているように感じます。最初の不幸な結婚生活が影響しているのかも知れません。

 美術館の中は、大体想像していたとおりで、ちひろの絵画の展示、図書室、ちひろの書斎の復元などで構成されています。

 管理人が美術館に到着したときは、早い時間だったため、お客さんは数組ほどで空いていましたが、帰る頃にはたくさんの入場者があり、混み合っていました。

 この美術館は、通常の美術館とは異なり、いわさきちひろの絵を観るというよりも、空間を楽しむというのが正解のように思います。とても居心地のよい空間です。

 原画は確かに展示されてはいるのですが、絵を見るのであれば、絵本で観た方がよい気もします。いわさきちひろの創作空間を共有するという贅沢を味わうのがこの美術館の楽しみ方でしょう。時間のない方にはお薦めできません。

 美術館に設置されているカフェでまったりと中庭を見ながら過ごすのもよいかも。

 いわさきちひろの絵が大好き、という方も多いと思います。管理人もその一人です。なんでも深追いしてしまう管理人ですが、いわさきちひろの絵に関しては深追いせず、自分の感性で楽しむのが一番よいと感じました。あまり深追いすると余計なことまで見えてくる。

 上の二枚の絵は、管理人が適当に5分で作ったものです。なんとなく、いわさきちひろ風に見えるのでは。

 しかし、この絵と本物のちひろの絵を比べると、なぜ、ちひろの絵が人を引きつけるのかが見えてきます。”あたたかさ”が全然違う。

 なぜ? そう考えてはいけない。

 管理人が美術館を訪れたときに、 絵本『アライバル』で知られるオーストラリアの作家、ショーン・タンの作品の特別展示が行われていました。彼の作品はちひろと世界を共有しているように感じました。

 美術館の最寄り駅は「上井草駅」。この駅前には機動戦士ガンダムのオブジェがドーンと据えられています。ガンダムのアニメーション制作会社サンライズ本社が駅から徒歩2、3分の所にあります。

 マニアには必見。そうでない人にはわざわざ見に行くほどではありません。


 

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