岩倉使節団も謁見したオーストリア皇后エリザベート

エリザベート Sissi

 オーストリア皇后エリザベート((1837年12月24日 – 1898年9月10日)は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の后で、当時、絶世の美女と言われた方です。

 彼女の記事は何度も書いているので、今回は画像だけアップします。

オーストリア皇后エリザベート

 この絶世の美女にも悩みがありました。それは、”丸太のように太い腕”と歯並びの悪さ。

 姑にそのことを指摘されて以降、彼女は人前で笑わなくなりました。いつの時代にも “くそばばぁ” はいるものです。

 丸太のように太い腕は、たぶん、遺伝により骨が太いせいだと思います。彼女は寝室に吊り輪を備え付け、トレーニングに励んだようなので、二の腕は筋肉ムキムキだったのではないでしょうか。

 エリザベートの写真は、どれを見ても美人に写っています。しかし、ネット上の写真は画質が悪いため、今回、「Photoshop CC」の使い方の勉強がてら、いろいろなパターンで修復し、高画質にしてみました。今回は色ではなく画質の修復に重点を置いています。

 美人といわれる人は世の中にたくさんいます。中には、同じ顔ばかりで見分けが付かないような “だまし美人” もいます。管理人がエリザベートに着目している理由は、オーストリアが併合したハンガリーで、彼女が圧倒的な人気を得ていたことです。

 大衆は美人に弱いのか、はたまた、エリザベートが本当に大衆を魅了するだけの美しさを備えていたのか。たぶん、どちらも正解かも。

 いつの時代も、大衆は、”毛並みの良い”、”美人” が大好きです。これは、どんなに政治体制が変化しても変わらない。しかし、この二つの条件は必須なのです。

 ”毛並みの悪い” “美人” は、どんなに美人でも、それを支持するのは一部の人たちで、”大衆” とは言えません。

 ちなみに、ハプスブルク家最後の皇后となったエリザベートと謁見した岩倉使節団の記録の中には、エリザベートの容姿に関する記述は確認できません。他人の奥様が美人かどうかなど、『元武士』としては書きたくても書けなかったのかも。

 エリザベートに興味のある方は、カテゴリー「Empress Sissi」でご覧ください。