葛飾北斎の代表作、『神奈川沖浪裏』。管理人が大好きな一枚です。
この絵を見ていると動かしてみたくなる。見れば見るほど”動かしたくなる!”
北斎の絵は、本当に動き出すのではないかと思えるほど臨場感があります。奥へ奥へと引き込まれていく構図の先にあるのが富士。
波間に漂う三艘の小舟は、房総・伊豆方面から生魚を一刻も早く江戸に運ぶ押送船(おしおくりふね)。北斎70歳頃の作品です。
今日は暇だったので、GIFアニメを作ってみました。長年の念願を果たします。
Ⓒ なんでも保管庫
いろいろな部分が複雑に動いていると思います。
作業を始めて直ぐに後悔。とてもめんどくさい。
波が4枚、船が3枚、背景1枚の合計8枚の画像をモーフ処理。すべての部品が個別に複雑な動きをしています。思ったようにできなかったけれど、せっかく作ったのでアップします。
どうやって作ったんだろう? と思われた方もいると思うのですが、説明するのが面倒なので、作成に使ったソフトだけ紹介します。
管理人が知る限り、今回のGIFアニメのような動きを作ることができるソフトはこれしかありません。使い勝手がよく、優れたソフトです。使い方を直ぐに忘れてしまうので、定期的に使うようにしています。それが、今日!
波と船の各部品を透明PNGで出力しています。
すべての部品が激しく動くので、動きを想定して、画像の切れている部分を描きます。これがとても大事。
背景は、部品があった部分を取り除いて、何もない状態(プレーン)の背景画像を作成。部品が大きく動くので、この作業を手抜きするとみっともない出来栄えになります。
なお、フレーム周辺も動くので、フレーム全体を一回り大きく作成。その部分も描きます。最後に完成したGIFアニメをトリミングして元の大きさにします。
部品の動く範囲を考えてプレーンの背景を作ります。
ここまでの作業で疲れ果ててしまい、モーフ作業がいい加減になってしまった。やはり、これを作るのはとてもめんどくさい。