以前、中文字抜きを作るソフトを2回にわたってご紹介しました。
今回は、2回目にご紹介した「ナカモジコ」を使った中抜き文字の作り方の事例をご紹介します。
このフリーソフトは最近更新されていたので最新の開発中バージョン「ナカモジコ (中抜き文字コラ支援ツール) 開発中バージョン 2.02 」でご説明します。
といっても、このソフトの使い方は簡単なので、特に説明するところがありません。中抜き文字を作る際には、フォントが重要だと思います。以前、ご紹介したフォントリストの使い方も合わせてご紹介します。
1.完成版
いきなり完成版です(笑)。
画像は、世界遺産スクレにある織物博物館での実演の模様を撮影したものです。
最初の行の文字は、「世界遺産」とスペイン語で入れています。
2行目は、「織物博物館」、3行目が「スクレ、ボリビア」、そして最後に本館のタイトルが入っています。
ごらんのように、中抜き文字を作る場合、結局はどのフォントを使うのかが重要になります。それにより、中文字の色や大きさが変わってきます。
2.フォントを選ぶ
以前の記事でご紹介したように、私のパソコンのデスクトップには、フォントリストのフラッシュが置かれています。
① このフラッシュを開きます。
② リストの中から、イメージ通りのフォントを探します。
③ 色々見た結果、「Alison」という名前のフォントが良さそうです。「織物博物館」という中心となる文字列には、このフォントがシンプルで、かつ、オシャレかなぁ、と思います。
3.中抜き文字を作る
① 「ナカモジコ」を起動し、画像を選びます。
② [ここに文字を入力]のところに、[Museo de Tejido]と入力します。
③ [横書き]をクリックします。
④ [縁色変更]と[中色変更]で、それぞれの色を設定します。ここでは、縁色を緑、中色を黄色に設定しました。
⑤ [フォント変更]をクリックします。開いたダイアログの中の[フォント名]で、先ほどのフォントリストで選んだ「Alison」を探します。
ここではフォントサイズなどの設定はせず、[OK]を押します。
⑥ 文字を貼り付けたい位置で『右クリック』すると文字を貼ることができます。[CTRL]+[Z]でやり直しが可能です。
⑦ まず、貼り付けてみて、文字の大きさを変更します。[文字サイズ]の数値で調整します。後は、文字間隔や行間などを調整します。
⑧ 最後に、文字枠のサイズを調整して、最終的な貼り付けを行います。
⑨ 完成したら、[ファイルに保存]をクリックし保存します。保存の時に、保存形式を選べるので、拡張子まで記入して保存します。
以上です。
以前から使っていた「ナカモジコB」が文字化けを起こすようになったので、再ダウンロードしようとしたら、ソフトが更新されていました。ありがたいです。