本当にあった不思議な巨石
パラグアイのとある場所に、知られざる不思議な巨石があります。
巨石文明の遺産か、はたまた、宇宙人のしわざか。とにかく不思議な石です。
この石の存在は地元の人でもほとんど知らないので、写真は世界初公開です。
石は直径が4メートルくらいの円形で、非常に大きなものです。真円ではなく、どちらかと言えばキノコ型をしています。
この石の何が不思議かというと、まず第一に、この丸い巨大な石が、石の台に乗ったようになっていることです。
それにもまして不思議なのは、この丸い石の下5分の1くらいの部分からスパッと切り取られたように、なっていることです。
ただ切り取られたような形であれば、「単に割れただけ」と思われるのですが、違うのです。
このスパッと切り取られた部分には、まるでわざわざ加工したような箱状の突起が出ているのです。
そして、この突起部を支点にして、この巨石は石の台の上に乗っているのです。
このため、巨石を支えているのはこの突起部と巨石の端の部分の2点だけ。非常に不安定な格好です。
丸石と台石とは、全く別のものです。
この説明で分かっていただけたかな?
写真をアップしますが、写真だけではいまいち分かり難いので、ビデオ(AVI形式)もアップします。このビデオはデジカメのビデオのため、撮影時間が短いのですが、なんとなく、実感がわくと思います。
さて、この石のある場所ですが、実はパラグアイの中でもほとんど知られていません。
民有地の林の中にひっそりとあるため、誰も知らないのだと思います。
場所は比較的、交通の良い場所にあるので、観光の目玉になるのではと思いました。
首都アスンシオンから、2時間もかかならいところにあります。
これは、本当に不思議な石です。見ていてワクワクしました。
では、お待ちかね、写真です。
まずは、全体像です。丸石と石台の大きさはこんな感じです。
人と石の大きさを比べて下さい。
次に、丸石の下の部分です。スパッと切り取られたような平面が見えると思います。
いろいろな角度から撮影しています。突起部はかなり形が整った箱形をしています。これが自然にできたように見えますか。ちなみに台の方には、この突起物に対応するような穴はありません。丸石と台石は明らかに別のものです。
スパッと切られているということが分かると思います。そして、突起が見えます。突起は箱形で、40センチ位の小さなものです。
このわずかな接触部分で巨石の一端を支えています。
別の角度から。もう片方の接点部分です。他の部分は接触していないのが分かります。
全体像。後ろ側から撮影しています。丸石の表面は甲羅状のひび割れがみられます。
これは、人工的なものでしょうか。写真からどう感じたでしょうか。
写真で見てもいまいち分からない。
では、動画で見てみましょう
謎の巨石の動画
これは実に『不思議な巨石』です。
台座の上に丸い巨石が微妙なバランスで乗っています。台座と上に乗っている巨石との接点はほんのわずかしかありません。自然にできるようなものではなく、人工物だと思うのですが・・。
最初、大きさに感動します。
撮影したビデオをYouTubeにアップしました。カメラがたまたまビデオモードになっていて、まさに、たまたま撮影できたビデオです。
撮影者:ネコ師
パラグアイの遺跡といえば、世界遺産に登録された「トリニダ」と「ヘスス」の遺跡が有名です。
この遺跡は、日本でもなじみの深いイエズス会の宣教師たちが、当時、森の民といわれた現地のグアラニー族を定住、キリスト教に改宗させ、キリスト教の理想郷を作り上げようとした伝導村でした。1608年頃のことです。
ガラニー族は、キリスト教内部の宗派の対立による理想郷の解体とともに、再び森に帰っていくことになります。
ご紹介している巨石は、ガラニー族とは何らかの関係があるのでしょうか。
それとも巨石文化であるインカ文明と関係があるのでしょうか。
50年ほど前まで、この巨石のある地域は密林に覆われていたようです。
現在は、見晴らしの良い放牧地となっていて、その中に残された林の中に巨石があります。
この石を初めてみたとき、自然では絶対にこのようにはならない、と思いました。人間が加工したのだと確信しました。
でも、それは無理なのです。このような加工は、人間ではとてもできそうにありません。まるで、オーパーツです。
不安定な台座の上に、突起のある不安定な円形の石をのせる方法がありません。
この突起は、何を意味しているのでしょうか。
もし、丸石が割れたのであれば、切断面にこのような箱形の突起はできません。突起を残すように割れるとは考えられません。
この丸石は本当に微妙なバランスで台の上にのっています。丸石を押すと動きそうに感じます。
不思議ですね。