パソコンのCDドライブを使う機会はめっきり減りました。そうはいってもこれがないと困ることもしばしば。
新しいハードウエアを買ったとき、それを認識させるためのドライバーはCDで配布されるのが普通でしょう。こんな時、CDドライブが使えないと困ります。CDドライブと書いていますが、最近はブルーレイディスクも読めるドライブが普通なので、「BR-REドライブ」と書いた方が良いでしょう。
さて、この「BR-REドライブ」が突然使えなくなった。原因は、Windows10へのアップグレードのようです。
このドライブは普段使わないので、いつ使えなくなったのか(認識しなくなったのか)が分からない。このため、無駄な時間を使うことになります。
この問題の解決策を探したら、とても良いサイトが見つかりました。
余計なことは書いておらず、修復のための必要な手順だけが書かれています。
本サイトで同じことを書くつもりはないので、リンクを貼ります。管理人のPC環境においては、この方法で、無事に「BR-REドライブ」を認識できるようになりました。感謝です!
この問題の解決策を紹介しているのは以下のサイトです。
『Nurgle, BD&DVDが使えない!?Windows10が光学ドライブを認識しない時の対処法』
この方法は、レジストリを修正します。初めての方は、この操作はとても危険です。このため、この部分だけ上記サイトを補足します。
操作は、レジストリにある「UpperFilters」と「LowerFilters」というレジストリエントリを削除して、「EnumDevice1 」という名前のDWORD形のデータを作成するもの。
書くとこれだけなのですが、この操作を間違えると大変なことになります。これは文章ではなく、図で確認しながら作業をした方が安全です。このため、上で紹介したサイトがお奨めです。
パソコンの操作は、リターンキーを押した時点でその結果が反映されます。リターンキーを押さなければ変更は反映されません。しかし、レジストリの変更は全く違います。レジストリの変更は、値を追加したり削除した時点でそれが反映されてしまいます。それ故、間違った操作をすれば、それで終わり。パソコンがただの箱になってしまう場合もあります。
このため、レジストリを変更する場合は、必ずバックアップを取ります。もし、問題が発生しても、”このバックアップをクリックすると”、元の状態に戻すことが可能です(バックアップの方法は過去記事参照)。しかし、Windowsのシステムに関わる部分を間違って変更してしまうとそれで終わってしまいます。Windowsを起動できないので、バックアップさえ使えなくなります。
注意しなければならないのは、”打ち間違い”。必ずコピーペして打ち間違いを避けましょう。
レジストリの変更は、とても怖いもの。落ち着いて慎重に!
「トラブルシューティング ツール」を使ったらあわや再インストールの危機に!
最初、「トラブルシューティング ツール」を使って、指示通りに進んでいったら、Windowsが起動できなくなってしまった。OSのクリーンインストールという悪夢が頭をよぎります。これは復元ポイントを使って元に戻すことに成功したのですが、かなり焦りました。やはり、ネットでしっかり調べてからやるべきでした。その結果が冒頭の解決策です。
この問題はいつからあるのだろうか
このドライブを認識しなくなるというトラブルは、”Windows xp” の時代からある問題のようです。 2006年3月発売の本に同様に解決策が書かれています。ドライブがCDとDVDなので修復方法に若干の違いはありますが。
David A. Karp, “Fixing Windows Xp Annoyances: How to Fix the Most Annoying Things About the Windows OS”, 2006/3
古いOSを使用している場合は、Microsoftのサポートページ『CD ドライブまたは DVD ドライブが Windows やその他のプログラムにより認識されない』が参考になりそうです。しかし、いつものように、分かり難い文章です。このページはxpの時代からあったもので、ページの更新を重ねているようです。「最終更新日: 2017/01/09」となっています。 xpのサポートは終了しているので、xpについての記述は削除されています。