管理人は外国で仕事をしていたので、たくさんのウイルスに感染しひどい目に遭いました。
感染したその都度、解決策をこのブログにアップしてきました。日本では当時、感染事例がないようなウイルスもあったと思います。
ウイルスは手を変え品を変え感染してきます。ネットからだけではなく、USBメモリー感染も驚異です。
ウイルスに感染すること事態は、もう防ぎようがないと思います。重要なのは、感染したかも知れないと思った時点で、ウイルスを迅速に探しだし駆除することでしょう。
ウイルス対策ソフトがインストールされていることは当然のこととして話を進めます。
実際のところ、ウイルス対策ソフトでは防げないウイルスがたくさんあります。
瞬時に感染して、子供を残し、親はウイルス対策ソフトで駆逐されるというタイプ。子供は無害を装っていますが、あるときから活動を始めるタイプです。このタイプのウイルス(ワーム)はとても厄介で、ウイルス対策ソフトが感知できるのは、活動を始めたウイルスだけ。眠っているウイルスは感知できません。このため、毎日、ウイルスが発見されましたというメッセージが出ることになります。
ネットからの感染で多いのが、以前はフォントやフリーソフトをダウンロードしたときにもらってしまうものでしたが、最近はブラウザのアドオンをインストールしたときに感染するタイプがとても多いと思います。特に、YouTubeダウンローダー関係のアドウエアはほとんどがウイルスを媒介しているようです。
ウイルス対策ソフトはこのタイプをウイルスとは認識できないようです。広告手段だと主張している厄介なウイルスです。ウイルス対策ソフトはこの手のウイルスは大の苦手。下手にウイルスとして検出すると裁判になるからではないでしょうか。このタイプのウイルスはみんなが困っているのに野放し状態です。
ウイルスは、ブラウザを乗っ取ったり、PCにダメージを与えたりとさまざまな害をもたらします。その解決方法は、過去記事で書いています。カテゴリー『しつこいウイルス駆除』からご覧下さい。ほとんどのウイルスはこのカテゴリーに書かれている方法で駆除できると思います。
駆除方法を知っていると便利なことは、危ないと思われるサイトも平気で訪問できること。 とはいいながら、最大限の注意は払いますが。
ウイルス対策は次の3段階になっていると思います。
第一段階:Windows、及び、ブラウザが危険サイトへのアクセスを拒否します。検索エンジンも同様です。
第二段階:ウイルス対策ソフトが危険サイトへのアクセスを拒否します。
第三段階:ウイルスバラマキサイトは、上の対策をかいくぐります。その手口は、別サイトに誘導し、ダウンロードを誘導する実行ファイルをダウンロードさせます。このダウンロード誘導実行ファイル自体にはウイルスは含まれていないので、ウイルス対策ソフトは感知できません。ダウンロードしたファイルにもウイルスはありません。いまどき、そんなちんけなウイルスは作られていません。
ダウンロードしたファイルを解凍してインストールするとウイルスがインストールされます。
この段階で重要なのが、パソコンを操作している人の判断です。これが最後の砦です。
ダウンロードしたファイルが、知らないプログラムをインストールさせようとする場合には拒否します。承認しなければインストールできないというメッセージを発するソフトは、インストールを中止し、即、削除します。正規サイトではなく、ミラーサイトからダウンロードすると、そのような不良ダウンロードサービスを使うことになります。
ウイルスの駆除方法
過去記事で具体的な駆除方法を説明していますので、その一覧を示します。該当するウイルスがありましたら駆除の参考にして下さい。
このウイルスは、「ノートン パワーイレイサー」を使って駆除できます。
2.ブラウザをハイジャックするtrovi.com:ウイルス駆除方法
このウイルスは、ブラウザ(Firefoxで説明)の設定から駆除します。
しつこい広告型のウイルスを駆除するツールとして「Adware Removal Tool」というフリーソフトをご紹介しています。1.でご紹介した「ノートン パワーイレイサー」と組み合わせれば、このタイプのウイルスは完全に駆除できます。
これもしつこいウイルスです。ブラウザから駆除する方法をご紹介していますが、上記の方法と組み合わせることで根こそぎ駆除できます。
最近、猛威を振るっている広告型ウイルスです。
管理人の事例では、「YoutubeAdblocker」というFirefoxアドオンに組み込まれていました。この削除方法をご紹介しています。それ以外のケースでは、上記1.~4.を参照下さい。
6.ウイルス『sshnas21.dll』の残骸を掃除する方法
ウイルス駆除をした場合のウイルス残骸を削除する方法をご説明しています。1.と3.の方法でも削除できるものもあるので、試してみて下さい。ウイルスの残骸がパソコンの中に残っているのは気持ち悪いので、削除しましょう。
7.危ないウイルス:sshnas21.dll(FakeAlert)の駆除
とても危険なウイルス「sshnas21.dll」の削除方法をご紹介しています。
8.しつこいウイルス『RECYCLER LBTWiz.exe』の駆除
ごみ箱偽造ウイルスの駆除方法をご紹介しています。
9.USBフラッシュから感染するolhrwef.exeを完全駆除
USBフラッシュメモリーから感染するウイルスの駆除方法です。
ワームの駆除方法を書いた記事ですが、今のセキュリティソフトなら駆除できると思います。
駆除できない場合にご参照下さい。
11.WORM_AUTORUN.CCまたはW32.SillyFDCの完全駆除
いまだにアクセスがほどほどあるウイルスです。レジストリから直接除去する方法を解説しています。当時、本サイトしか対処方法を公開していなかった感染力の強い最強ウイルスでした。ウイルス対策ソフトがまったく役に立たなかったという新種のウイルスだったようです。
12.「key-find」、「webssearches」
最近感染したブラウザ乗っ取り型のウイルスです。一度に二つのウイルスに感染しました。配布元は同じなのでしょうね。検索エンジンとして上の二つが登録されてしまい、削除できません。このウイルスは、上記のいずれかの方法で削除できます。どの方法を採ったかは忘れました。すみません m(_ _;)m
このウイルスは危険な臭いがぷんぷんします。このような最近出てきたウイルスは特に危険なので即効で削除して下さい。自社でウイルスをばらまき、対策ソフトを売り込む商法があるので、欺されないように注意しましょう。
中国系や韓国系のソフトは何をするか、何をしているのか分からないので、使わないのが無難でしょう。パソコンから情報を抜き取られる被害に遭っても「愛国無罪」を主張され泣き寝入りです。ウイルスをばらまいている国の製品が国際社会での評価が下がるのは当然のこと。このような現状を放置している中国政府に圧力をかけるために中国製品の排斥運動を広げることで、中国の警察も真剣に取り締まりを強化し、このような現状が少しは改善できるのではないかと思います。
ちなみに、「key-find」は米国アリゾナ、「webssearches」はニューヨークのサーバーを使い、米国を粧っていますが元は中国です。このウイルスのために無駄な時間を費やした人の怒りの声が聞こえてきます。
13.hao123の駆除
中国の検索ソフトで、ブラウザのスタートページをハイジャックする性悪ソフトです。
「プログラムと機能」でスタートアップからショートカットを削除してもだめ。ブラウザのスタートページを変更しても、すぐにHao123に改編して居座り続けるのでとても不愉快なツールです。
これは、Firefoxの場合は、上の『2.ブラウザをハイジャックするtrovi.com:ウイルス駆除方法』のやり方で駆除できます。
このツールのインストールを誘う文言は、『Hao123ツールをインストールすると・・・。 Hao123ツールをインストールすると、ブラウザのスタートページをHao123に設定。またデスクトップにHao123のショートカットが作成され、いつでも簡単にアクセスできます。』というもの。
しかし実態は、『うっかりインストールすると、簡単には駆除できないようにわざとプログラムしていますので、駆除しようなどと無駄なことは考えないように。サービスを無料で提供しているんだから細かいことに文句を言うなよ。何が悪いの?』という感じです。