トイレを流すときレバーを引く・押す、どっち?

 トイレでいつも悩むのが用を足した後に流すレバーの方向。押すのか引くのか、いつも悩みますが、まじめに考えたこともなかった。毎日使うトイレなのに、この疑問を悶々と抱えているのが馬鹿らしくなったので調べてみることにしました。

この画像のトイレのメーカーは?

 下の画像は、たぶん、コンビニ(ファミマ)で撮影したものです。レバーの方向が大小でどちらに動かせば良いかが分かるシールが貼られていたので撮影しました。

 このトイレのメーカーはどこか分かりますか? 

Ⓒなんでも保管庫

 画像にはメーカー名は写っていません。トイレなんて皆同じ。この画像からメーカー名を特定するのは無理、と思いますが、実は簡単に特定できます。

 画像に写っているトイレのタンクは、LIXIL(旧INAX)製です。

 なぜ分かるのかというと、レバーを手前に引けば「小洗浄」になるのはLIXIL製の特徴だからです。ちなみに、我が家のトイレもINAXです。

 では、TOTOは? この逆です。

 日本では、LIXILとTOTOの二社でほとんどのシェアを占めていると思いますが、両メーカーでは大小のレバーの方向が逆になっています。

 ところで、大洗浄と小洗浄では、使われる水量にどれだけの違いがあるのでしょうか。

 その答えは、以下のようになっています。大洗浄と小洗浄との消費水量の差はLIXIL、TOTOともに1.2リットルになっています。

 既にお気づきのように、メーカーによるレバーの方向の違いのため、大小のレバーの方向を間違えて日々、大量の水が無駄に使われているものと思われます。特に、外出先でトイレを使う場合、いちいちレバーの方向を確認する人はいないでしょう。汚物が流れればいいので。もしかしたら、無駄な水を流しているかも知れませんが、誰も関心を示しません。

 何しろ、メーカーでさえ無関心なのですから、利用者が関心を示すはずもありません。

 東京都のデータによれば、一人一日あたり233リットルの水を使い、そのうちトイレには28%が使われているそうです。つまり、65.24リットルをトイレに流していることになります。

 ということは、65.24L÷5L =13回。

 東京の人は、一日に13回以上もトイレに行くようです。小洗浄で計算すると、65.24L÷3.8L =17回 となります。頻尿でしょうか?

 東京都のデータが間違っているのでしょうか。もしかしたら、水道管の漏水も含まれた数値かも知れません。

 東京都の就業者数は814万6千人。学生もいるので、仮に1千万人の人たちが、自宅以外のトイレを一日一回使ったとします。そのうちの半数の人たちが大小のレバーの操作を間違えたと仮定すると、

 500万人 x 1.2L = 600万L = 6,000㎥/日 の水が、レバーの操作間違いで無駄に使われることになります。1年で2百万㎥。小さなダム1個分の水が、レバーの誤操作で失われたことになります。

 かなりアバウトな計算ですが、ボリューム感覚が分かったのではないでしょうか。

 「そんなに間違える人はいない」と思ったら大間違い。必ず間違えます。レバーの方向など誰も確認しないからです。無意識に、いつも使っている方向にレバーを動かします。

 TOTOの国内シェアは6割、LIXILが3割のようです。しかし、上の画像のように、ファミマではLIXILが使われています。自宅でTOTOを使っている人は本来とは逆の間違った操作をします。

 水資源の重要性をどのメーカーもHPで訴えていますが、レバーの方向による誤操作には無頓着。いや、問題なのは知っているけれど、気づかないふりをしているのでしょう。

 オシッコを流すのに4リットル近くの水が使われるのは多すぎる気がします。実際には2リットル程度で便器のサイフォンはフラッシュすると思うのですが。

 トイレの水量は、トイレットペーパーを流せるかどうかで決まっているようです。しかし、男性はオシッコにトイレットペーパーは使いません。もっと少ない水量でもよい気がします。

 ここで提案。TOTOとLIXILが協議して、レバーの方向を統一する業界規格をつくる。

 それが出来ないから「気づかないふり」をしているのでしょう。ということで、この提案は却下されます。でも、外国から指摘されると慌てて対応するのが日本の会社。国際的な環境団体から「ユーザーの誤認を引き起こし水資源の無駄遣いを誘発する欠陥商品」などと指摘される前に統一規格を作った方が傷口が小さくて済むでしょう。

 海外に輸出すればするほど、問題化したときの後処理にかかるコストが膨らんでいきます。

 さらに提案。

 トイレットペーパーを使わない男性のオシッコ用にレバーを改造する。一度のオシッコに3.6~3.8リットルも水を使うのは多すぎます。

 このあたりが工夫の種。

 

 

 

 

 

 

 

 

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