ネットでたまたま見かけたサイトで、ちょっと気になった表記を見つけました。
それは、スペイン語の半袖を「manga corto」と書いてあること。誤字ではなく、意識的に書いているようです。
なにしろ、「半袖の事をManga corto(マンガ コルト)と言います。」と書かれていますので、誤字ではありません。
管理人のように、スペイン語を現地で覚えた人間にとって、半袖は「manga corta」と女性形の形容詞を使うのが当たり前です。耳が覚えているので、中南米では間違いなく「マンガ・コルタ」と発音します。
気になったこのサイトの管理人は、スペイン・マドリッド在住の日本人主婦の方のようです。ご主人はスペイン人。スペインでは、「manga corto」というのだろうか?
こんな基本的なことが、管理人の知識と違う内容で書かれていると気になります。早速、辞書で調べてみました。
すると、「manga」は女性名詞です。従って、形容詞は「corta」になります。「corto」ではない。
ほとんどの人にとってどうでも良い内容ですが、スペイン語を勉強している人にとっては迷惑なサイトが存在する、という情報提供です。
つまらないことで時間を無駄にしました。
管理人もたまにやるので、人のことは言えないのですが、・・・。
せっかくなので、日本の「マンガ」はスペイン語では何というか調べてみました。
管理人の記憶にはほとんどないのですが、たぶん、「manga」とそのまま使っていたと思います。日本の漫画についてです。
辞書には、「historieta(イストリエタ)」と「tebeo(テベオ)」の二つがあるようです。
「historieta」は「Historia(歴史、物語の意)」の縮小語。挿絵や風刺画などを指す言葉かも。
「tebeo」は、「Te veo (私は君を見ている)」からきたとか? bとvが違うけど。 1917年に刊行されたスペインで最も古い漫画雑誌のひとつが「TBO」のロゴを冠しており、それで「テベオ」と呼ばれた、という説もあるようです。
日本のマンガという言葉は世界共通語です。日本語の単語が世界に通じるなど誇らしいことですが、日本のエロ漫画は「hentai」という日本語が世界で使われているので、ちょっと誇らしいとは言えなくなりますね。