7月18日に放送されたTBSの「古代エジプト世紀の大発見プロジェクトツタンカーメンと伝説の王妃3300年の新事実」という番組。
期待はしていなかったのですが、内容的には面白かったと思います。
ただ、せっかく取材班ががんばって撮影しているのに、余計な芸能人を登場させる編集方針には閉口します。
芸能プロダクションとの契約の関係であのように全く不要な芸能人を出演させているのでしょうね。
それでも、現地の映像が多く、今回は比較的よかったと思います。ビデオに撮って、芸能人の部分は見ないでどうでも良いのですが。時間がもったいない。
河江肖剰氏が出演していたので、彼の発言の部分だけは見たのですが、あまりにも少ない。芸能人の発言の部分を全てカットして、河江肖剰氏にもっと語って欲しかった。
どの民放も似たり寄ったりの番組作り。民放はもう、まじめな番組は作れないように思います。芸能人を出演させることで、番組の中で間違いがあっても「バラエティだから」と逃げられる。責任を取りたくない。
TBSといえば「THE 歴史列伝」という番組をやっていました。最近見なくなったのでもう終わったのでしょうか。六平直政とTBSアナウンサーの佐藤渚が司会をしている番組なのですが、歴史学者の先生方を招いて話を聞いているのに、六平の視線は佐藤渚アナウンサーの方ばかり向いている奇妙な番組でした。聞き手の司会者が先生方を無視してアナウンサーにばかり語りかける。何なんだ、この番組は! という感じでした。
番組作りが上から目線でした。学者の先生方を馬鹿にしているという番組作りが如実に表れていて不快でした。苦情はなかったのでしょうか。
今回のエジプトの番組でも、せっかく河江肖剰氏が出演しているのに、ほとんど出番がない。
しかし、現地の撮影班はよい仕事をしたと思います。番組をダメにしたのは、全体企画とアホな編集者。TBSの撮影班はこのような番組になっても怒りを感じないのでしょうか。
芸能人を出す番組作りを何とかやめて欲しいものです。そうすればよい番組になると思うのですが、今のままでは、TBSの番組は見るだけ時間の無駄という気がします。
ちんけな再現ドラマ。出演している子役を見たくて番組を見ている人は何人いるのでしょうか。エジプト人が爆笑してしまうような配役。子役の説明が番組の中でなんどもありましたが、それって必要だったのでしょうか。TBSはこの番組の中で何を伝えたかったのでしょうか。芸能プロダクションのことでしょうか。芸能人を何秒放映するかでマージンを得ている人がいるのでしょうか。いるのでしょうね、きっと。そういう番組作りです。
現地の映像が長かった分、スタジオの芸能人が不要という印象を強く受けました。といっても、芸能人の部分は見ていないのですが。
TBSの社員は、こんな番組作りに怒りを覚えないのでしょうか。
管理人にはとても不思議に映ります。
今回はTBSの批判になってしまいましたが、TBSはまだましかも。他局はもっとひどい。
芸能人が一人も出ないまともな番組を作って欲しいものです。