5年ほど前、『ピアノの鍵盤の上で踊る女性のレトロ映画がもの悲しくも美しい』という記事で紹介したのが、Anny Ondra という女優さんが巨大なピアノの上で踊るという映画のシーンでした。
今回、改めて記事を読み直していたら、彼女がステップを踏んで弾いているのはどんな音なのだろうかという疑問が沸きました。一つの曲なのだろうか、それとも適当に弾いているだけなのだろうか。
昔のシネマなので画質が悪い上に無声映画です。
ちょっと気になったので、彼女が弾いている音をピアノソフトを使って再現してみました。ついでに、動画の画質も改善しました。
(上の動画がうまく再生できない場合は、YouTubeでご覧下さい。)
オリジナルの速度では速すぎるため、動画の再生速度を落とし、ピアノソフトで録音したものを動画に合成しました。動きと音がなかなか合わないので苦労したのですが、何とか合わせました。
26秒あたりで、 Annyが二つの鍵盤を踏んでしまうシーンがあるのですが、その音も再現しています。
こんなことまでよく再現できたと思うかも知れませんが、これはたまたま管理人がピアノを弾き間違えたために起こった偶然の一致です(www)。
この映画は、過去記事に書いたように、1930年に撮影されたものです。まさかそれから93年後に、ピアノの音を再現するマニアックな輩が登場するなど、Annyも監督も考えなかったと思います。
素敵なメロディだったらよかったのですが、少し残念な結果となりました。・・・・、と思ったのですが、念のため、動画を高速再生してみたら曲になっていました。ぜひ、やってみて下さい。