Googleアドセンス|簡単なことなのにネットで調べても分からない|情報に惑わされて時間を無駄にしないために

web編

Googleアドセンスで困ったとき必要な情報がネット上に見当たらない

 Googleアドセンスを貼り付けているサイトはたくさんあるようです。そして、アドセンスからの広告収入を期待しているサイト管理人もたくさんいることでしょう。

 ところで、Googleアドセンスについて疑問に感じることがあると、ネットで調べるのですが、ほとんどの場合、その努力は無駄に終わります。必要な情報が書かれていないからです。

 書かれているのは、Googleアドセンスの公式サイトに書かれている内容ばかり。そんなものはとっくの昔に読んでいて、その上で分からない情報を探している人にとっては何の役にも立たない情報に過ぎません。

 このようなコピーペ記事を発信しているのは、最近開設したサイトのようで、少なくとも管理人にとっては、知りたい情報ではありません。たぶん、同じような不満を持っている方がいると思います。

 そこで、10年以上Googleアドセンスを貼っている当サイトで、これまでの経験に基づき、役立つ情報をまとめることにしました。素朴な疑問なのですが、ピンポイントの解決策を探すのが難しい内容を取り上げることにします。

 簡単なことなのに、調べてもよく分からない、という情報を書きたいと思います。思いついたことを順不同に書き足していく記事スタイルにします。

Googleアドセンス広告が表示されない

 このようなタイトルで書かれている記事の中身は、審査が通っていないのではないか、などの馬鹿げた内容に多くの字数を使っています。そんなレベルでネットで調べている人はほぼ皆無かと思います。つまり、無用な情報と言えます。

 アドセンスが有効かどうか、ペナルティを受けていないかなどの情報は、アドセンス管理画面で分かります。

 Google AdSense管理画面の左ペインにある [ポリシーセンター]へと進みます。そして、 [ポリシーセンター]で下のように表示されれば、広告は正常に配信されており、ペナルティを受けている心配もありません。

 Google側からは正常に広告配信が行われていることが確認できました。

 広告が表示されないという問題は、自分が使っているアドブロックにより、広告が表示されない、というよく考えれば当たり前なことが原因となっています。アドブロックを停止すれば、広告が表示されるはずです。

 アドセンスの設定を変更した場合も、一時的に広告の配信が止まる場合もあるようですが、気にする必要はありません。

[ポリシーセンター]がいつまで経ってもエラー表示のまま

 ところで、この [ポリシーセンター]を開いた時、下のようなエラー表示に遭遇することがあります。これが表示されると、いつまで待ってもこの表示のままです。

ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。現在、お客様からのリクエストを処理することができません。Google のエンジニアが問題解決に取り組んでおりますので、しばらくお待ちください。

 これが表示される原因は、やはり、「アドブロック」にあります。アドブロックを停止すれば、正常に表示されると思います。

Google AdSense管理画面の[ページビュー]が低下している

 サイトのアクセスカウンターに変化が見られないのに、Google AdSense管理画面のページビューが目立って減少している。

 大抵の人はこれで大慌てになるようですが、10年以上アドセンスとお付き合いしている管理人にとって、そんなことはほとんど関心がありません。実際に、よく起きることで、珍しいことではありません。

 この対策は、無視する、です。こんなことに一喜一憂している暇があるのなら、読み応えのある記事を書くことに力を注ぐべきです。

 身に覚えがないのにアドセンスのページビューカウンターが著しく減少するということは、よくあることです。全く気にする必要はありません。無視するのが一番です。

 身に覚えがある場合のみ対処します。しかし、通常、そんなケースはほとんどないと思います。ポリシーセンターで正常に配信されていることを確認したら、やるべきことは何もありません。すべて、Google側の仕様の変更が原因です。しばらく待てば、元に戻ります。この「しばらく」の期間は数ヶ月に及ぶこともあります。気長に待ちましょう。

アクセスカウンターがおかしくなったらキャッシュプラグインを疑う

 アクセスカウンターの値が激減する不具合がありました。その原因は、キャッシュ系プラグインでした。アドセンスのページビューカウンターには大きな変化がないのにアクセスカウンターだけが激減する不具合です。

 キャッシュ系プラグインで入れたのが「WP Super Cache」です。そして、このサイトの開設当初から使っているアクセスカウンターが「Count Per Day」です。

 設定に問題があったようです。

 まず、「WP Super Cache」の[高度な設定]にある[モバイルデバイスサポート]にチェックを入れる。次に、「Count Per Day」の[設定]で、[キャッシュ(beta)]にある[キャッシュプラグインを使用しています。ajaxでこれらの訪問者もカウントします。]にチェックを入れる。

 この設定により、アクセスカウンターが正常に表示されるようになりました。

 キャッシュ系プラグインを入れた理由は、サイトの表示が遅い。キャッシュ性プラグインを入れろ、と警告が表示されていたからで、その通りにやると、案の定、予期せぬトラブルが発生。いつものパターンです。つまらないことで時間を無駄にしました。

Google Search Consoleから配信される情報は無視する

 Google Search Consoleから様々なメッセージが送られてきます。それを鵜呑みにすると、膨大な時間をロスすることにつながります。

 Google Search Consoleから送られてくるメッセージは全て無視する。これが正しい方法だと思います。

 そもそも論を書くと、Google AdSense管理画面のポリシーセンターで、広告が正常に配信されていることを確認しています。問題があればここに表示されます。

 ところが、Google Search Consoleでは、様々な警告メッセージが送られてきます。大抵の人はそれでビビると思いますが、ポリシーセンターに警告が出ていなければ無視して問題ありません。

 むしろ、無視すべきです。Google Search Consoleの警告は、読んでも意味不明の文書です。貼られているリンクを辿っても無限ループになるように仕組まれています。そして、書かれている内容は、本当の解決策とはかけ離れたもの。これが実態です。下手をするとサイトが表示できなくなるなどの弊害が発生します。無責任にさまざまな障害が起きるリスクのあるアドインを推奨しているのが原因です。

 さらに、この警告が問題なのは、本来、問題ではないことを問題だと指摘して改善を促すといういい加減なメッセージであることです。

 たとえば、「ページのインデックス登録の問題が検出されました」というメッセージがあります。その内容は、「noindex タグによって除外されました」というもので、「修正を完了しましたか?」とたたみかけるように修正を迫ります。そもそも「noindex タグ」でブロックしているのはそれなりの理由があるからであり、Googleにとやかく言われる筋合いのものではありません。ましてや、「修正を完了しましたか?」と修正を促されるなど問題外の指摘です。

 Google Search Consoleの警告を解消しようと膨大な時間を費やした結果、その努力は無駄骨だったという経験が何度もあるので、管理人は、Consoleの警告は無視することにしています。そもそも、メールも開きません。

 必要なのはポリシーセンターの警告だけ。これで十分です。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポートが送られてきたら

 AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポートがたまにGoogle Search Consoleから送られてくることがあります。心当たりのある方は対処して下さい。心当たりのない方は、無視しても問題ありません。

 確認すべきは、Google Search Consoleの意味不明なレポートではなく、アドセンス管理画面のポリシーセンターの記述です。

 管理人のケースでは、警告のあったほぼ全てが、記事中に使われている女性の画像がアダルトだとGoogleが判断したとの警告です。この画像のどこがアダルトなんだ? というレベルの警告ですが、再審査を要求しても結果は同じです。ヤルだけ無駄です。相手は機械なので、無駄なことはやめましょう。

 この警告は改善が必要なわけではなく(ポリシーセンターにそう書かれています)、その記事にアダルトサイト掲載を許可していない広告が配信されないだけです。放置しても問題ありません。

 しかし、ポリシーセンターに警告が表示されるのは気持ちのよいものではありません。問題となった画像のGoogleのアルゴリズムがエロ画像だと判断しただろう部分を黒塗りして再審査を申請すると問題は解決します。再審査をしているのも機械、所詮は機械のお仕事です。相手をしているだけ損をします。

 なぜ、機械と考えるか。それは、同じ画像に対し、たびたび警告が来るからです。人件費を使ってこんな手間のかかる仕事をGoogleがする筈もありません。

 ポリシー違反レポートの対象となる記事は、当サイトの記事の中でもアクセス数の多い記事だけです。いつも問題となる記事は二つあり、一つは54,000ビュー、もう一つが23,000ビューです。結局の所、アクセス数の多い記事だけが警告の対象になっているようです。

 これまで、一度も画像自体の変更はせずに、表示方法を変えたりして警告を回避してきましたが、何度も警告が来るので、いたちごっこのようです。そこで、問題の部分を黒塗りにしました。すると、すぐに警告が解除されました。機械は黒塗りに弱いらしい。

 Google Search Consoleから送られてくるポリシー違反レポートの文書は読むだけ無駄です。読んでも解決策などどこにも書かれていません。たくさんのリンクが貼られていますが、何の役にも立たないリンクです。繰り返しになりますが、ポリシーセンターで確認するのが確実で、解決の早道です。

 全ての広告配信を取りやめるという深刻な警告の場合、その内容に心当たりがあると思うので、適宜対処します。管理人は一度ももらったことがないので、対処方法を知りません。

収益単価が低下している

 広告により単価が異なるため、クリック数が増加しても収益が減ることがあります。

 この対策として、広告単価の高いカテゴリーの記事を配信するなどの方法を紹介している記事も見かけますが、それっておかしくないですか。Googleの下請けで記事を書いていると言うことでしょうか。

 記事を書く目的が本末転倒のように感じます。管理人の場合、自分が書きたいと思ったテーマで好き勝手に書いていますが、広告単価を意識して記事を書いたことはありません。とは言いながら、本当は、意識して書いたこともあるのですが、広告のために記事を書くなどアホらしいのでやめました。

 広告単価が減少することはこれまでも度々ありました。しかし、そんなことをいちいち気にしていたら、ブログの運営が長続きするはずもありません。気にしないことが一番です。

 収益が急激に減少する、(アドセンス管理画面の)ページビュー数が急激に減少する、など日常茶飯事です。その原因のほとんどがGoogle側にあるので、サイト運営者のできることはありません。ネット上には、解決策のような記事も見かけますが、記事のタイトル倒れで中身はほとんどない記事ばかりです。この対策に膨大な時間を費やしても、その効果は期待できません。ほぼ皆無でしょう。気にしないのが一番の解決策です。そのうち、自然に回復します。

 しかし、最近、広告単価が下がっているのは事実です。今後、どうなるのか分かりませんが、Googleアドセンス広告をサイトから外し、他の広告にシフトする日が来るかも知れません。