エクセルに画像を貼り付け、その上にセルに打ち込んだ文字を表示させる方法をご紹介します。
操作は、Office 2007で説明します。
【追記20150211】
この説明を動画にしてYouTubeにアップしました。よろしければ『Excel:セルの背面に画像を挿入する方法(動画版)』をご覧下さい。 追記ここまで。
エクセルで写真を読み込み、その上に、セルに入力した文字を表示する方法です。つまり、画像が背景のようになり、セルに入力した文字がその画像の上に表示されます。
写真の上に文字を載せるだけなら、ワードアートを使えばすみます。ワードアートが写真の下になる場合は、写真を右クリックして「最背面へ移動」、または、ワードアートで「最前面へ移動」にします。しかし、このような単純なものではない方法をお探しの方が多いようなので、この記事を書き直します。エクセルの機能を活かし、画像上に「可変する文字」を表示させたいという訪問者が多いのだと思います。そうであれば、別の方法もあるのですが、今回は、簡単な方法をご紹介します。
セルの文字を画像の上に表示する方法
1.[挿入]タブの[テキスト]グループにある[ヘッダーとフッター]をクリック。
2.[ヘッダー/フッター要素]グループの[図]をクリック。図の挿入ダイアログが表示されるので、挿入する図を選択し[挿入]ボタンをクリック。
3.どこでも良いのでセルをクリック。これで背景に画像が挿入されます。セルに書いた文字は、画像の上に表示されます。文字サイズ、文字色、フォントなど自由自在に変更できます。セル上の文字が画像に表示されているだけなので当たり前ですが。
下の画像は、セルB3に「なんでも保管庫」と入力しています。それが画像の上に表示されています。
画像ではわかりやすいようにセルの枠線を表示したままにしています。通常は、ツールバーの[表示]、[表示]グループの[枠線]のチェックを外し、枠線を表示しないようにします。
読み込んだ画像の位置や大きさの変更は、[ヘッダー/フッター要素]グループの[図の書式]で行います。
画像のトリミングや色合いの調整も可能です。
下の画像は、サイズを大きくした画像を読み込んだものです。
ワードアートを使う方法
単純に、「エクセルに読み込んだ画像の上に文字を表示させる」のであれば、ワードアートやテキストボックスで可能です。
1.画像の読み込み
ツールバーの「挿入」>「図」 で、挿入する画像を選び「挿入」ボタンをクリック。画像が挿入される。
2.挿入された画像をクリック。画像上で右クリック。[切り取り、コピー、挿入、・・・]というウインドウが開く。もし、別のウインドウが開いたら、やり直す。
3.開いたウインドウ・メニューの中から「コピー」をクリックし、適当な場所で、左クリックし、その後右クリック>貼り付け で、コピーしたファイルを貼り付ける。
4.これで画像がアクティブになるので、ツールバーの『書式』>『最背面へ移動』をクリックし、画像を最背面に移動する。
5.ツールバーの『挿入』>『ワードアート』 をクリック。適当な文字効果を選択し、文字を入力する。文字サイズ、色を設定する。
『最背面へ移動』がなかなかアクティブにならないので、この方法を用いています。画像の「切り取り」ではうまくいかないようです。気まぐれに、別の操作でもアクティブになることがありますが、再現性がありません。なお、「href=”http://support.microsoft.com/kb/934257/ja” target=”_blank”>Office 2007で図形の順序が変更されない場合がある」ようです。
もっと良い方法があるのかもしれません。
ちなみに、Word(2007)の場合は簡単で、図をクリックすると「書式」タブが表示される。書式>配置>文字列の折り返しで、「背面」を選択する。これで画像が背面に移動するので画像の上に文字を乗せることができます。
Excelの「ワードアート」で文字入れしたものをアップします。