高速で走る車から撮った写真を合成する方法

ソフトウェア編

 海外旅行をすると、後悔してしまうのがカメラのレンズ。もっと広角のカメラを買えば良かったと。

 でも、実際には、広角カメラを買ったとしても、思ったような構図に風景は収まってくれません。

 広大な平原を何時間も爆走する時、この雄大な景色をカメラに収めたいと思いますが、実際に撮影すると、雄大な景色のほんの一部が切り取られた写真ばかり。帰国して、写真を示しながら土産話をする時も、「ほんとうは。もっと広大で・・・」という言い訳ばかり。

 こんな時、写真の撮り方で、雄大な景色をより鮮明に示すことが可能です。

 そのような場合の解決策として、撮影した写真を合成する方法を紹介します。といっても、この方法は「パノラマ画像を全自動合成するフリーソフト」で既に紹介済みなので、今回は結果のみ。

 外国の辺境の地を旅すると、見わたす限り何もない、という光景が延々と続く場面に出くわします。車を止めて写真を撮影しても、変化のないつまらない写真になります。

 こんな時には、高速で走る車から撮影した写真を合成することで、雄大なパノラマを楽しむことができます。

 Microsoft社が無償で提供している「Image Composite Editor」というソフトを使います。方法は過去記事で説明しています。

下の二枚の写真は、時速100Kmで爆走する車から撮影したものです。

 これらの画像を合成したのが下の画像です。

 何となく代わり映えがしないように感じますが、通常は、下の画像のようにトリミングをしてから使います。非常に広範囲が映っていることがわかると思います。この手法は、本館のウユニ塩湖のパノラマ写真などで使っています。