Wordファイル内の複数の文字列を一括置き換えする方法をご紹介します。
思い込みとは恐ろしいもので、ある言葉を間違えて覚えていて、その間違って使っていた言葉が入っている複数のWord文書を一括して修正したい、ということは意外に多いのではないでしょうか。
そんな時は、「wordReplacer」というフリーソフトを使うと便利です。
留意点
このソフトを使うに当たって、最初に注意点を書いておきます。
1.このソフトにはバックアップ機能は無いので、変換してしまうと元には戻せません。変換するファイルはバックアップをとっておくことが基本です。
2.このソフトはサブフォルダの文書には対応していません。サブフォルダがあるフォルダ構成の場合には、フォルダ毎に変換作業を行って下さい。
3.対応しているのは、Wordのdoc、docxファイルです。エクセルファイルには対応していません。
4.テキストボックス内の文字列には対応していません。
使い方
1.上で示した「wordReplacer」のリンクからソフトをダウンロードします。
2.ダウンロードしたファイル(wordReplacer_v1.zip)を解凍。作成されたフォルダ内の実行ファイル「wordReplacer.exe」をクリックし、ソフトを起動します。
3.以下の手順で変換します。
① [Brouse]で、変換したいWordファイルが入っているフォルダを選択。
② 変換したい文字列を左の窓に、変換後の文字列を右の窓に入力
③ [Do it]をクリック
この操作はやり直しができないので、落ち着いて。時間のある時にやりましょう。
用途
このソフトを使う機会は思いのほか多いのかも知れません。例えば、
① 住所禄の変更 ⇒ Wordで住所禄を多数つくっている場合。通常は、Excelで作りますが、世の中にはいろいろな方がいます。
② 論文の一括変更 ⇒ 論文の場合、一箇所でも修正漏れがあると、とても不味いことになります。
③ 人事異動で氏名が変更になった場合。ただし、テキストボックスには対応していないので、注意が必要です。
④ 抹消してしまいたい人物の氏名 ⇒ 伏せ文字に一括変換してしまいたい人物って、結構いますよね。
くれぐれも公文書の修正には使わないように。刑事罰の対象になる場合があります。