子供達がボリビアに遊びに来ました。ウユニ塩湖に行こうと思ったら、ポトシで道路閉鎖があり、とても行ける状況ではありません。そのうち、スクレからも緊急退去することになり、旅程がめちゃめちゃになりました。日本から50時間以上かけてスクレまで来たのにこれではあまりにかわいそう。そこで旅行を組み直すことに(詳細は、本館の記事をご覧ください)。
この記事は、旅行途中で思わぬトラブルが発生し、予定した旅行を根本的に変更しなければならなくなった場合に役立つと思います。
スクレ、ポトシ、ウユニに行けないのでは、ボリビアに来た価値がない。そこで、急遽、行き先をペルーのマチュピチュに変更。その手順をご紹介します。
まず、ツアー会社で、予定していたスクレ市内ツアーを全てキャンセル。支払い済みのお金を全て返してもらいます。
つぎに、旅行代理店に行き、マチュピチュ観光ツアーの申し込み。これは、ボリビアからペルー(クスコ)までの飛行機の確保と、現地ツアーの申し込みを同時に行います。
併せて、ボリビア国内の飛行機の日程も変更。予定していたホテルの予約も変更。
このように書くと簡単そうですが、実際は大変な作業です。予約が一つでも確定しないと次の日程が確定しないので、綱渡りのような変更作業になります。
(現地の)旅行代理店に全てを任せれば良いように思いますが、このような複雑な変更には対応してくれません。新たに旅程を組むのでなく、別の旅行社や個人で行った予約済みのフライトの変更やツアーのキャンセル作業があるからです。この変更作業は、手際よくやったとしても半日はかかります。本当に大変です。
実際、大変だったことをまとめると、
① スクレ市内ツアーのキャンセル
ツアー会社に行き、事情を説明し、ツアーを全てキャンセルしました。今回は全額返金してもらいました。
② ネットがつながらない
予定していなかった旅行を新しく組み直すにはインターネットによる情報収集が不可欠です。ところが滞在先のホテルのネットが遅く、時間がかかりました。
③ ネットで必要な情報にたどり着くのに時間がかかる
ホテルや航空会社のホームページの作り方がひどく、必要な情報になかなかたどり着けません。これはやってみれば分かります。ユーザビリティをもっと考えて欲しいものです。特にひどいのは、電話番号が書いていなかったり、市外局番がない場合。外国や他の地域から電話することを想定して、このような基本情報はトップページに書いて欲しいものです。
④ フライトが確定しない
フライトが空席待ちのため、次の旅程の予約が進まない場合が多々あります。急な旅程の変更のため当然なのですが、これには困ります。旅行代理店の「大丈夫、確保できるよ」という言葉を信じて次の予約を入れていきます。
⑤ ホテルの予約
新しいホテルの予約と、変更前のホテル予約のキャンセル作業も結構手間取ります。ホテルの電話はいつも込んでいてなかなかつながりません。また、予約は専用電話があり、通常の電話では予約を受け付けてくれないこともありました。これにはむかつきました。
⑥ フライト
フライトの確保、変更は旅行社のお手の物なので、全面的にお願いします。ところが、同じ場所に行くのにも航空会社が違うと料金も異なるし、当然、出発時間も違います。このため、たくさんのオプションの中から自分の条件にあったフライトを一つ一つ選びながら決めていくことになります。旅程が複雑になればなるほどこの作業に時間を取られます。また、複雑な変更となり電話では無理なので、直接、旅行社に行ってアレンジします。
⑦ ツアー
今回は、子供達だけでペルーに行くことになりました。そこで、ツアーに入ることに。空港送迎、ホテル、マチュピチュ観光が全てセットされているツアーにしました。