アメリカ合衆国のインディー・ロックバンド「OK Go」のPVはいつも驚くのですが、中でも好きな動画がこれ。
飛行機の機内で撮影された無重力状態を利用した動画です。
頭で考えることはできても、それを実行に移せるかどうかは別もの。通常であれば、この企画など、ほぼ100%没になると思います。
ペンキも使っているので撮影は一発勝負。無重力状態(0G)の後に待っているのは1.8Gの過酷な世界。その繰り返しで撮影しています。だれかゲロを吐いたと思うのですが。
宇宙飛行士の訓練映像を見てもこれほど過激な動きはしていません。撮影がどれほど大変だったのか!
というわけで、撮影風景の動画も見てみましょう。
YouTube “OK Go – Upside Down & Inside Out”
メイキング映像がこちら。
YouTube “OK Go – Upside Down & Inside Out (Behind the Scenes) ”
YouTube “OK Go – “Upside Down & Inside Out” Behind-The-Scenes Video”
二人のキャビンアテンダントの動きが美しい!
上の動画で彼女の帽子の中に入っている液体は、塗料でしょうか、それとも・・・。
Photo source: wired.com “The Physics of OK Go’s Epic New Zero-G Video”
撮影は、ロシア国内線では最大のシェアを占めるS7航空の協力を得て行われたそうです。放物線飛行はなんと21回。管理人ならお金を積まれても絶対にやらない。怖いです。
この動画がすごいのは、CGを使わずに実際に撮影していること。実写は、やはり迫力が違います。