新型コロナウイルス誤報道を防ぐために取材を受ける専門家の方へのお願い

こだわってみる

 新型コロナウイルスに関する報道が過熱しています。

 マスコミのいつもの習性で、煽りに煽る記事タイトルを付け、中身は、取材した人に責任を転嫁する記事がたくさん見られます。しかし、その内容が、取材を受けた方の主旨とは違う場合もあると思います。これは、後で大問題に発展する可能性があります。

 新型コロナウイルス対策の第一線で活躍している方は、取材にあたり、マスコミとの間で次の契約をして下さい。

  1. 当該者の発言を記事にする場合は、記事の公表前にその内容について発言者の確認を得ること。
  2. もし、これができないような緊急を要すると双方が納得した場合には、事後、できるだけ速やかに、取材時の発言内容について事前の確認で齟齬があったがマスコミ側が一方的に公表したことを公表すること。

 今回の騒動は、人の命に関わることです。マスコミは、専門家がこう言った、とする論調の記事を配信しています。その専門家は本当にそう言っているのでしょうか。言葉尻を捉えて、言った言わないの話に持ち込むマスコミのいつもの手口です。

 専門家の発言として報道されると、その影響は計り知れません。たとえ、言っていないことが専門家の話として報道されても後の祭り。誤った報道が一人歩きします。その責任、あるいは批判は、発言した(とされる)専門家にも及びます。

 専門家の方は、いい加減なマスコミの取材を拒否して頂きたい。取材を受ける場合は、発表原稿を事前に確認、訂正する権利を留保するよう、契約書を取り交わして下さい。

 これにより、報道が “自称専門家” の発言だけになり、それを視聴している人も、「誰、この人? ただの町医者じゃん。なんの専門性があるの? 誰も情報源がなくて苦労しているのに、なんで断言できるの? 一般のインフルエンザのことを言っているだけで、一般論では・・、という主旨だよね」という素朴な疑問を持つはずです。

 情報は多ければ多いほどよいというわけではありません。そもそもウイルスに関する新たな情報がないのに、どこかの医者の個人的見解を毎日公表しているのでは、何の意味もありません。

 外国の情報をコピーして、なんの専門性もない医師の個人的感想を、あたかも研究機関の発表と誤解させるように同列で並べる報道は控えた方がよいでしょう。

 インタビューを受ける側は、上述したような契約書の締結をマスコミに求めるべきです。後で、訴訟トラブルを避けるためにも。

 WHOの発する情報も信頼できません。彼ら国連の職員は、将来はどこかの大学教授の椅子を狙っている寄せ集め集団です。そもそも組織として機能していない。管理人が唯一信頼しているのはWHOの進藤さんです。彼女がなんというのか注目しています。

 WHOがマスクは役に立たないなどと言っていますが、その根拠は、確かイギリスの論文だったと思います。しかし、その論文ってどこにあるの? マスク不要説を報道するどのニュースサイトも、その根拠となる論文についてはタイトルさえ示していません。

 問題となるは、論文の仮説がどうなっているのかということです。さらに、検証方法の妥当性。執筆者も報道にあるようなことは論文に書いていないと頬被りを決め込むように思います。

 このような得体の知れない情報を発信するWHOには不信感が湧きます。しかし、WHOのサイトを見ても、このマスクの話を見つけることができません。マスコミの記事は、WHO事務局長が言ったとして、その発言にリンクが貼られているのですが、リンク先を開いても、そのような発言はありません。

 発言があったかも分からない、論文のタイトルも分からない。なんなの? マスク不要論って。

 この記事を読んだ後で、改めて「マスク不要」のニュースサイト記事をご覧下さい。管理人が問題として指摘している意味が分かると思います。

 このような情報を垂れ流しているサイトは簡単に分かります。一度発信したニュースはアーカイブされ、消せないので、後の追求が楽です。